ローンを活用して不動産を増やしていくとしても、目指すゴールは借金ゼロの純資産家です。そして、手元に残った家賃収入をあなた自身のために存分に使うことです。24,000戸以上を管理する不動産会社の代表の重吉勉氏が著書『不動産投資が気になったらはじめに読む本』(金風舎)で明らかにします。

最終ゴールは無借金経営、本当の資産家

物件を増やすために家賃収入を次の物件のローン返済に充てていると、いつまでたっても家賃を使うことはできません。ローンを利用して不動産を増やしていくとしても、目指すゴールは借金ゼロです。そして、手元に残った家賃収入をあなた自身のために存分に使っていただきたいと思います。

 

世間では1億円を超えるような借金をして1棟アパートや1棟マンションへ投資する人もいますが、こうした投資手法をあなたにはおすすめしません。資産があるといっても、同じだけの負債がある状態では、資産家とは言えません。資産から負債を差し引いた純資産がどれだけあるかで、真の資産家であるかどうかがわかるのです。

 

1棟アパート・マンションに投資して、手取りで毎月数十万円の家賃が入ってくるといっても、多額の借金があったら安心できません。もし、空室が長期間埋まらなかったどうなるのでしょう。滞納が起きたら? 周辺に新しいマンションができたり、大学が移転したりしたら、莫大な借金を抱えて返済していくことができるでしょうか。

 

それでもローンの返済は待ってはくれません。だからこそ、あなたにはそんな多額の借金を抱える1棟アパートではなく、借金のコントロールをしながら安全に資産を増やしていけるワンルームがおすすめです。そして、借金をどんどん繰上げ返済してもらい、純資産家を目指していただきたいのです。

 

■不動産投資の出口戦略は最後まで持ち続けること

 

不動産の増やし方にお話をしていると、「増やし方はわかったから、出口戦略についても教えてほしい」という声をいただくことがあります。わたしはいつもお客さまには「不動産は最後まで持ち続けてください」とお伝えしています。やむを得ずお金が必要なときには東京の中古ワンルームであれば素早く売却して現金化できますが、利益の最大化を目指すなら、最後まで持つことをおすすめします。

 

ローンを返済し終わったあとに入ってくる家賃収入はすべてあなたの利益になります。

 

そのために繰上げ返済をすすめてきたのに、なぜ売る必要があるのでしょうか。また、仮に購入した金額よりも高く物件が売れたとして、そのお金を次はどこに投資するのでしょう? 物件が高く売れたということは、不動産全般の価格もあがっているということです。

 

購入当時と同じような利回りの物件を購入することはできないでしょう。お金を手元に置いておくだけでは、利益を生むことはありません。

 

そして、現在所有している不動産以上に安定した収益を生む投資先がない以上、売る理由もないはずです。家賃収入という金の卵を産んでくれる鶏は、決して手放してはいけません。

 

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本連載は重吉勉氏の著書『不動産投資が気になったらはじめに読む本』(金風舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

不動産投資が気になったらはじめに読む本

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重吉 勉

金風舎

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重吉 勉

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