株式相場全体の方向性を決める「季節要因」とは?

前回は、投資初心者こそ「米国株式市場の動き」をウォッチすべき理由を説明しました。今回からは、相場全体の方向性を探るための三つの方法を見ていきます。

仕込みのタイミングは価格ではなく「時期」で決める

ここでは、株式投資に取り組む上でベースとなる相場全体の方向性を探る三つの方法をご説明しましょう。これは低位株の買い戦略でも、主力銘柄を空売りする戦略でも大いに役立つかと思います。

 

一つは季節要因です。市場の動きを1年周期で見ていくと、株価は季節要因に大きく左右されます。極端なことをいえば、「秋に買って翌年の春に売る」という年2回の売買だけでも大勝ちできるともお伝えしました。

 

上の図は、私が1976年以降の日経平均株価を使って算出して独自に作成したグラフですが、「秋(11月・12月)に買って翌年の春(4月・5月)に売ったパターン」が圧倒的に有利なのがお分かりいただけると思います。

 

[図表1]相場の季節性サイクル

「騰落レシオ」で買われすぎ・売られすぎをチェック

そして季節要因の精度を高めるために併用したいのが、「騰落レシオ」という指標です。騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標です。いわゆる買われすぎ、売られすぎを見ることができます。

 

[図表2]市場の過熱感を見る「騰落レシオ」

 

「値上がり銘柄の数÷値下がり銘柄」で算出されるため、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同数の場合は100%になります。つまり、値下がり銘柄数が多ければ100%を下回り、値上がり銘柄のほうが多ければ100%を上回ります。

 

一般的に、120%以上になると過熱気味で、70%以下は底値ゾーンといわれます。騰落レシオは毎日更新されますが、それほど変化がないため、2〜3ヶ月に1回確認していただければ十分だと思います。

本連載は、2015年12月10日刊行の書籍『初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載下降相場でも「株の空売り」で利益を得る方法

1964 年大阪生まれ。甲子園出場経験者。大学卒業後、証券会社に勤務し、事業法人、金融法人営業、自己売買部門を担当。証券会社退職後、株式投資をはじめ、日経225 先物、FX等の売買指導を行い、個人投資家から絶大なる信頼を得ている。証券会社時代に培ったスキルを投資初心者でも理解できるよう売買指導を行い、今では3000人以上の受講生を抱え、「真に自立できる個人投資家」を輩出するために積極的に活動している。オープンエデュケーション株式会社代表取締役。著書に「億を稼ぐ投資法則」、「少額資金で儲ける株ゴールデンルール」(ともにユウメディア)がある。

著者紹介

初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法

初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法

紫垣 英昭

幻冬舎メディアコンサルティング

アベノミクス効果や日銀の金融緩和により、賑わいをみせている日本の株式市場。昨年からはじまったNISAに続き、ジュニアNISAの創設や教育資金一括贈与に係る贈与税の非課税措置の延長など、若年層にむけての資産形成支援も充実…

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