(※写真はイメージです/PIXTA)

賃貸物件を長期保有しているオーナーは、必ず「大規模修繕」の問題に直面します。物件の価値を維持するために不可欠な工事ですが、相当なコストがかかるため、失敗は絶対に避けたいところです。ここでは、塗装工事と防水工事について、費用対効果の面も踏まえながら、専門家が重要ポイントを解説します。

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「復旧」なのか「アップグレード」なのかを考える

アパートを長期で保有する場合、保有期間中に一度は経験するのが、外壁塗装や屋上防水などの大規模修繕です。

 

中古で物件を取得した方はもちろん、新築(建築)当時から物件を所有されている場合も、築後15年ほど経てば相応の劣化がありますので「そろそろかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。

 

外装工事は多額の費用がかかるため、失敗が許されない工事となります。当社では、オーナーさんの運用方針により「復旧工事」「アップグレード工事」を区別してご提案しています。ここでも費用対効果を意識することが大切です。

 

塗装工事での「復旧工事」の例としては、さびの進行を止めるための塗装や、屋上のシート防水の破れなどを補修する工事があります。いうなれば「マイナスをゼロに戻す」工事です。

 

「アップグレード工事」とは、プラスαを求め、収益性や資産価値のアップを狙うものです。外壁全体の塗装(「復旧」の意味合いが大きい一度塗りは除く)や、屋上防水の方法を塗装方式から、シート防水方式に変更するといった工事です。

 

優良業者を見つけるのはもちろんですが、実際に工事に取り掛かる場合にポイントがいくつかありますので、塗装工事と防水工事の二つに分けて説明いたします。

 

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※本記事は、『空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

[増補改訂版]空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式

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大谷 義武,太田 大作

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