これらの時代を生きるには、英語力は必要不可欠です。成長してから学ぶのは大変ですが、幼児期から家庭で英語に親しんでいれば、容易に身につけることができます。本記事では、幼児英語教育研究科である著者が、子どもに英語をスムーズに学ばせる、家庭での取り組みを紹介します。

どんな仕事に就いても「英語」が不可欠な時代に

海外との比較で見た場合、日本には高い技術力があることが知られています。米アップル社が開発したデジタル・オーディオ・プレーヤー「iPod」は、銀色に光る独特のボディに特徴がありました。その世界最高水準の鏡面仕上げを担当していたのが、新潟県にある小さな工場、「小林研業」です。5人ほどの職人が約4年で100万個以上のiPodを磨き上げたそうです。

 

また、日本の筆作りの伝統が残る広島県熊野町の会社「白鳳堂」の化粧筆は、世界のメイクアップアーティストやハリウッド女優の間に口コミで広がり、今や世界の化粧筆市場の6割を占めています。普通のブラシは毛をまとめて先をカットすればできあがりますが、白鳳堂では1本1本の毛を選別して毛先を切り落とすことなく加工し、毛が持つ本来の繊細さ、しなやかさを生かした筆を作り上げました。海外で使われるようになったきっかけは、社長自らが外国へ渡り、世界的な化粧品メーカー「M・A・C」と出合ったことにあるそうです。

 

高齢化と人口の減少が続き、先行きが懸念される日本ですが、世界に誇るべき素晴らしい技術や製品があります。英語力があれば、それをさまざまな国に広めることができるのです。逆に、「英語ができない」ばかりに、チャンスを逃してしまう可能性もあるでしょう。

 

日本を訪れる観光客が増え、町に以前よりも多くの外国人を見かけるようになったことにもお気づきかと思います。私の知っている町のお好み焼き屋さんは、英語でホームページを作ったところ、外国人のお客さんがしばしば訪問してくるようになりました。英語で発信するというちょっとした努力を行うことで、新しい顧客を獲得することができるという好例だと思います。それまで英語とは縁のなかった店主も、アルバイトの学生に「ぜひもっと英語を話せるようになりなさい」と励ましの声をかけているそうです。

 

これからの社会では、経済的に海外とかかわりを持つことが、より重要になってくるでしょう。そんな世の中を生きていく子どもから、「英語ができない」というハードルを取り除いてあげてください。今や世界の共通語は英語で、非英語圏の多くの人も、英語を使って仕事をしています。

 

英語を駆使して難なくコミュニケーションが取れることで、初めて海外の人とビジネスをするためのスタート地点に立つことができるようになります。それからの可能性は、子ども自身が切り開いてくれるでしょう。親はただ、子どもが自分の可能性を生かすことができるような土台をつくるだけでいいのです。

 

両親に「英語教育の温度差」があってはダメ

子どもが英語を話せるようになる環境をつくるという点では、父親よりも母親のほうが熱心な例をよく見かけます。赤ちゃんのころは母親のほうが子どもと接する時間が長いというケースが多く、絵本を選んだり見るテレビを選んだりすることに関しても、男性より女性のほうが高い関心を示すようです。

 

しかし、子どもにとっては父親も母親と同様に、大きな存在であることには違いありません。母親が英語環境をつくることに努めていても、父親のほうが日本語のものにしか関心を示さなければ、子どもの心の中にいつしか「日本語でもいいんだ」という気持ちが植え込まれてしまい、英語に対する積極性が薄れてしまいます。

 

子どもと一緒に英語のテレビを見たり、英語読み聞かせCDを聞くときには、ぜひ父親と母親が一緒にやってほしいものです。親が二人とも英語に興味を示していれば、子どもも迷うことなく英語を日常の一部として受け入れるようになります。

 

私の夫は、日本人の両親の間に生まれ、日本で育ち、英語はむしろ苦手なほうです。子どもが小さいうちは、間違った英語を聞いて混同しないよう、夫はあまり英語で声をかけないようにしていましたが、成長して子どもがナチュラルな英語で話せるようになり、さらに父親の英語の発音や文法ミスを指摘できるくらいになると、普段の生活の中で英語で受け答えをすることも出てくるようになりました。その結果、夫にとっても英語で話をすることが苦痛ではなくなり、以前よりも流暢に英語が出てくるようになったのです。

 

いったん子どもが英語を話せるようになると、今度は家庭の中で子どもがお手本となってくれます。夫婦一緒に子どもと英語のアクティビティに取り組むことで、やがて親の英語力も次第にアップし、いつしか家庭の中で英語の会話が生まれるようになるかもしれません。

 

 

三幣 真理

幼児英語教育研究家

 

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佐藤 貴久

幻冬舎メディアコンサルティング

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