今回は、子どもたちの自発的な行動を促すために必要となる、「親の姿勢」について見てきます。※本連載は、子どもたちのやる気を引き出し、考える力をはぐくむ"しつもんメンタルトレーニング"を考案したスポーツメンタルコーチの藤代圭一氏が、子どもの力を伸ばす声がけ・接し方などについて紹介していきます。

頭ごなしに強制されれば、大人だって反発する

僕ら大人も職場の自身をら頭ごなしに「四の五の言わず、お前はこれをやっておけばいい」と強制されれば、多くの人が反発したくなります。

 

自分自身を振り返ると、仕事においていえば「お金」という報酬の鎖がつながっていたので、

 

「はい、わかりました」

 

と現状を受け止め、

 

「どうすればこの現状でも楽しめるか?」

 

と思考と行動の変化に起こすことに苦心しました。子どもたち選手を「強制力をもって動かす」ことは「大人と子ども」という関係性があれば簡単ともいえるかもしれません。

 

けれど、そこに信頼関係の下地がなければ、僕ら大人同様、子どもたちの中には「操られている」という感覚を抱き、「嫌だけれどやっている」という行動しか生み出すことができません。

 

では、強制しなくても、子どもたちの行動を引き出すためには、どうしたらいいのでしょう。

子どもに「しなさい」と言ったことは、大人も実践を

ひとつのヒントとなるのが、「実践」です。

 

実践とは、子どもたちに伝えていることを僕ら大人も実践すること。

 

子どもたちは「しなさい」と言われていることを大人が実践していないことに疑問を抱きます。

 

「どうして大人はいいの?」

 

そうした疑問に、

 

「大人だからいいんだよ!」と簡単に返しては、信頼関係を築くことは難しいかもしれません。

  

親が子どもに恥ずかしくない生き様を見せるのが、何よりの教育。

 

子どもは、親の背中を見て育つ

 

――美輪明宏

 

子どもたちに普段から伝えていることは何があるでしょう?

 

できればちょっと手を止めて、ノートに書き出してみましょう。

 

どんなことがありましたか?

 

●好き嫌いをしないこと

●横断歩道は青のときに渡ること

●自分で考えること

●チャレンジすること

●あきらめないこと

●宿題は期限までにやること

 

書き出して整理してみることで、自分の中で

 

●本当に伝えたいこと

●できれば伝えたいこと

●いま伝えなくていいこと

●伝えなくてもいいこと

 

が見えてきます。

「実践」する親の背中を見て、子どもは行動しはじめる

僕らは感情的になると視野が狭まり、「あれもこれも」とすべてを伝えたくなりますが、もちろんそれはあまり効果的とはいえません。

 

そして、本当に伝えたいことが見つかったら、僕ら大人も「実践」していきましょう。

 

完璧である必要はありません。

 

お父さんもやってるんだ。

 

そんな背中をみて、子どもたちは「本当に必要なことなんだ」と感じ、「ぼくもやろう」と行動に近づいていきます。

 

「あなたが本当に伝えたいことは何ですか?」

 

「どのようにして伝えていきますか?」

 

子どもたちに「本当に伝えたいこと」を整理し、一緒に実践していきましょう。

 

 今回のポイント 

●子どもは大人の背中をみて育つ

●信頼関係は言葉ではなく実践

●伝えたいこと、伝えていることを僕ら大人も実践しよう

 

 今回のしつもん  

●あなたが本当に伝えたいことは何ですか?

●どのようにして伝えていきますか?

本連載は、メンタルトレーニング代表のメンタルコーチ、藤代圭一氏が運営するサイト、「しつもんメンタルトレーニング」に掲載されたコラムより転載・再編集したものです。サイトはこちら⇒http://shimt.jp/

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