矯正歯科医療が患者の「外見」と「内面」に及ぼす影響

前回は、矯正歯科治療がもたらすメリットについて取り上げました。今回は、矯正歯科医療が「外見」と「内面」に及ぼす影響を見ていきます。

治療が進むにつれ、驚くほど表情豊かになる患者

前回の続きです。

 

そのような私が日々、矯正歯科専門医として患者さんと向き合う中で実感しているのが、「矯正歯科治療は人生を好転させるきっかけとなり得る」ということです。

 

矯正歯科治療が進むにつれ、患者さんにはどんどん笑顔が増えていきます。

 

その理由は、ずっと頭を悩ませていたコンプレックスが解消される、治療が進み、治療が終了することで安心感や達成感、満足感が生まれるなど、人によってさまざまだとは思います。

 

ですが、どの患者さんも、治療前と治療後でこんなに違うのかと驚くほど笑顔が魅力的になり、表情が豊かになっていくのです。治療の中で、美しい笑顔のつくり方をレクチャーしたりなどは、もちろんしていません。治療が進むにつれ、本当に不思議なほど自然に、心から滲み出ていることが分かるような、それでいて華やかさも感じさせるような素敵な笑顔になっていきます。

 

特に女性は、矯正が終わるとまるでパッと花開いたように輝いてみえます。私はそうした患者さんの変化を見つけるたびに、とても嬉しい気持ちになります。

 

患者さん自身、少しずつ歯並びが整っていくにつれ、自分が美しくなっていくことを実感しているようです。矯正をした女性はよく「鏡を見るのが楽しくなった」とか「鏡を見ると、思わずにやけてしまう」などと言ったりします。

 

矯正歯科治療を終えると、「歯並びがきれいになったね」と周りからほめられることが多くなります。人にほめられると誰でも嬉しくなりますし、長い治療を耐え抜いた努力も、そうしたことで報われた思いがするでしょう。その結果ますます笑顔になり、自信も増していきます。

 

口元の悩みが解消されたことで「美しくあること」の意義に目覚め、以前よりファッションやメイクにこだわるようになり、結果、トータルでの魅力がさらにアップするというのも、矯正をした女性によく見られる傾向です。

引っ込み思案な子が「生徒会長」に立候補したケース

変化は見た目だけにとどまらず、性格にも及び、ポジティブ&アクティブな印象になっていきます。

 

私が診た患者さんの中で特に印象的だったのは、大阪で治療したある女子高校生です。

 

彼女は最初にクリニックに訪れた時、無口でおとなしく、どちらかというと引っ込み思案な性格を思わせました。しかし矯正歯科治療が終わった時には、とても活発になっていて、会話の数も格段に増え、話が弾むことが多くなりました。

 

ある日、彼女は「生徒会長になりたいから、立候補しようと思っている」という内容のことを私に言いました。

 

生徒会長になるからには、頭も良くなくてはいけない、だからこれまであまりやる気の出なかった勉強にも、真剣に取り組むようになったと話しました。

 

歯列を矯正したことをきっかけに、性格まで積極的になったと感じました。いろいろなことに前向きにチャレンジしていこうとする彼女の姿は、私にも誇らしい気持ちを分け与えてくれました。

 

この女子高校生だけではなく、矯正歯科治療がきっかけとなり、その後の生き方に良い変化が生まれたと報告してくれる患者さんは大勢います。

 

「家族や友人からキレイになったとほめられた」

「恋人ができた」

「結婚式の時の写真が宝物になった」

「面接がスムーズにいって、希望の会社に就職できた」

「お客様から笑顔が素敵だとほめられた」

 

そんなエピソードを聞くたびに、私もにっこり笑顔になっています。

 

矯正歯科治療をすることで患者さんのこれからの人生をハッピーにするお手伝いができたなら、矯正専門医としてこれほど嬉しいことはありません。

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連載国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”

歯科医師、歯学博士、フリーランス矯正歯科専門医(日本矯正歯科学会認定医)

1980年名古屋生まれ。2005年愛知学院大学歯学部卒。2006年東京歯科大学千葉病院臨床研修医修了。2010年歯学博士取得(東北大学)。2011年東北大学大学院顎口腔矯正学分野助教。日本矯正歯科学会認定医取得。2014年宮島悠旗ブライトオーソドンティクス起業。
最新の技術で〝噛み合わせ〞と〝エステティック〞に配慮した矯正治療を行う。矯正治療の技術を活かした一般歯科とのチーム医療で歯の寿命を延ばし、健康な体を保つための理想的な噛み合わせを整える治療計画を提案。歯科医師・衛生士がつたえる本格歯科サイト「歯の知りたい!」で歯並びや噛み合わせに関する情報を発信している。

著者紹介

国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”

国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”

宮島 悠旗

幻冬舎メディアコンサルティング

歯学博士であり、フリーランス矯正歯科専門医として活躍している宮島悠旗氏。両親ともに歯科医師という宮島氏にとって、口元のケアは当然のエチケットとして育てられてきたといいます。しかしながら世間を見渡せば、口元に気を…

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