40代・3人家族・・・「教育費」まで見直した家計の改善事例

今回は、40代・3人家族の家計改善の事例を紹介します。※本連載は、株式会社マイエフピー代表取締役、家計再生コンサルタント/ファイナンシャルプランナーの横山光昭氏監修のムック、『いますぐはじめて一生役立つ お金の教科書』(インプレス)から一部を抜粋し、30代から50代のよくある家族構成の一般的な世帯収入の家庭をモデルにとりあげながら、貯蓄額をアップするポイントを解説します。

 

 実 録 このCASEの悩みの声  

 

「一人っ子の教育費がやっぱり負担になる・・・」

私立の中高一貫校に通う子どもの教育費が家計の大きな負担に。このように、「聖域」として教育費は手をつけられない方も多くいます。

 

「子どもの携帯電話代も含めると通信費がかさむ」

中学生くらいの年代になると、子どもが携帯電話を持つ家庭も今では珍しくありません。結果、思いのほか通信費がかさむことも。

 

「死亡保険を削っていいか不安になってしまう」

万一のときの死亡保険はなかなか削りたくありません。ただ、保障期間の見直しで毎月の保険料を抑えることもできます。

 

 

「聖域」となって、見直しが難しい教育費だが・・・

40代〜50代は老後に向けて貯蓄計画を進める段階になります。とはいえ、子どものいる家庭では、成長とともにいろいろな費目がかさむようになり、貯蓄が難しくなっていく側面もあります。

 

具体的に増える費目のひとつは、教育費です。晩婚晩産化、少子化などの影響により、子ども1人にかけられる支出が増えてきました。一度かけると決めてしまうと、見直しが難しいのが教育費です。かけられるからかけるではなく、収入の状況や環境の変化が仮に生じても支払っていけるかどうか、自分たちの老後資金形成とのバランスを考えて決めたいものです。

 

とくに私立の一貫校などに通う場合、中学生から学費は公立と比べて2〜3倍以上になることも珍しくありません。塾や家庭教師などの費用も踏まえると、住居費の次に占める大きな支出となります。

 

子どもの将来に関わる支出なので、無理に削る必要はありませんが、家計が苦しいのに聖域として見直しの対象から完全に切り離すことは、なるべく避けましょう。

 

このCASEの家庭の場合、塾と家庭教師をかけ持ちしていたところを、学習習慣の見直しとともに家庭教師のほうをいったんやめることにしました。また習い事も中学生になり本人の意思に任せられる年齢でもあるので、本当に続けるべきかどうかを尋ねてやめました。

家族全員の通信費カットを計画、無事半額に

一方で、子どもも携帯電話を持つようになり、通信費も1人分追加でかかるようになります。このCASEでは格安スマホへの乗り換えやデータ容量プランの見直しなど、家族全員の通信費カットを計画し、無事半額に抑えることができました。また家庭にもよりますが、小遣いやお年玉を多めに渡して、子どもの通信費はそのなかでやりくりさせるのもひとつです。

 

また、子どもが成長とともに自分の部屋を持つようになると、住居費も増額する傾向があります。とくに都市部の場合はその割合は高まりますが、住み替えが必要かどうか、居室の割り当てを見直すなど一度検討してみましょう。

 

また40代を超えると持病があったり、保険料が高くなったりと、その後保険に加入するハードルは段々と高くなっていきます。加入時のまま放置せず、保険料削減も見据えて保障内容や期間を一度見直ししてましょう。

 

 

 CHECK1  節水シャワー、LED電球なども活用 

洗濯機を回す回数を減らしたり、節水シャワーを活用したりと使い方の工夫を提案。暖房費は設定温度も意識。

 

 CHECK2  通信費は格安スマホへ 

端末代金の支払いが残っている場合は一時的な負担増となりますが、格安スマホへの乗り換えで毎月の支払いを削減。

 

 CHECK3  死亡保障は期間を見直し 

保障期間が65歳満期だった定期保険を、子どもが独立するまでの期間に再設定して加入し直しました。

 

 CHECK4  習い事は見直し 

音楽教室や水泳、空手や英会話など、「習い事」の種類は多岐にわたる分、本人の意思も尊重して取捨選択を。

 

 CHECK5  美容院費や化粧品も見直し 

とくにこだわりもなく近所の美容院に通っていたので、クーポンがあるところなど、工夫して支出削減へ。

 

 CHECK6  新聞代は1社のみに 

2社契約していましたが、1社はほとんど読む時間がなかったので解約することを提案しました。
 

本連載は、2017年7月3日刊行のムック、『いますぐはじめて一生役立つ お金の教科書 』(インプレス)から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載年齢別・家族構成別…人気FPが指南する「家計改善」術

株式会社マイエフピー 代表取締役
家計再生コンサルタント
ファイナンシャルプランナー 

北海道出身。お金の使い方そのものを改善する、独自の家計再生プログラムで、これまで10,000人以上の赤字家計を再生した敏腕FP。マンツーマンで行う家計面談のかたわら、書籍・雑誌への執筆、メディア出演や講演も多数。最近は、日本経済新聞の電子版「もうかる家計のつくり方」が好評。家に帰ればかわいい盛りの1男5女の父。
著書に、累計95万部を超えるベストセラーとなった「年収200万円からの貯金生活宣言」シリーズ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、各メディアで紹介され、たちまち累計50万部を突破した『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ―不安がなくなる貯金の極意』(新潮社)、『消浪投貯金術』(主婦と生活社)、『お金が貯まる人の思考法―年収の半分を3年で貯める「16.7の法則」』(講談社)、『わが子をお金で苦労させない』(廣済堂出版)、『子どもにお金をかけるのは、やめなさい』(すばる舎)、『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』(祥伝社)、『図解でわかる お金が貯まる住宅ローンの返し方』(エクスナレッジ)、『「お金が貯まらない!」が治る本』(PHP文庫)などがあり、雑誌、新聞、TV、ラジオで活躍中。

著者紹介

いますぐはじめて一生役立つ お金の教科書

いますぐはじめて一生役立つ お金の教科書

横山 光昭 監修

インプレス

50万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』をはじめ、多数の家計再生、投資関連本を執筆し、累計224万部になる庶民派FPの横山光昭氏が全面監修! ローンの返済、子どもの学…

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