注目はやはり中国経済!? 為替相場を動かす「負」のテーマ

今回は、今後予測される中国経済の減速など、為替相場での「負」のテーマについて見ていきます。※本連載では、バーニャ マーケット フォーカスト代表の水上紀行氏の著書『超入門 24時間まかせて稼ぐFX戦略投資』(扶桑社)の中から一部を抜粋し、FXで利益を出すための基礎知識を分かりやすく解説します。

中国では貸し出しの多くが不良債権化!?

FXの未来予測では、「世界中の投資家が今、どんなテーマに関心を持ち、そのテーマの進展でどんな値動きが起こるか」をあらかじめ知っておくことが大切です。

 

世界第2位の経済大国・中国の経済減速も2017年の大きなテーマになりそうです。中国の経済成長はここ数年、6%台に落ち込んでいますが、銀行貸し出しはそれをはるかに上回るペースで伸びており、多くの貸し出しが不良債権化しているといわれています。もし中国経済を支えてきた不動産バブルや銀行貸し出しが行き詰まってクラッシュすれば、人民元が急落。その影響を受けて新興国通貨が暴落する懸念も高まります。

今後の為替相場に横たわる「負」のテーマ

中国は原油や鉄鉱石といった資源をガブ飲みして発展してきましたが、経済減速となれば原油をはじめ商品価格が急落するはずです。中国向けの資源輸出に頼ってきた豪州やNZの経済も落ち込み、豪ドルやNZドルといった資源国通貨の急落も危惧されます。

 

中国経済減速だけでなく、EUの崩壊やトランプ新大統領の暴走など、今後の為替相場にはさまざまな負のテーマが横たわっています。負のテーマが為替相場を席巻すると、逃避通貨である日本円が買われて急速な円高が進むのは確実です。その場合、外貨投資には損失が拡大するリスクがある点は肝に銘じておきましょう。

本連載は、2017年3月31日刊行の書籍『超入門 24時間まかせて稼ぐFX戦略投資』から抜粋したものです。稀にその後の税制、法改正等、最新の内容には一部対応していない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載著名外国為替ストラテジストによる「FX」基礎講座

バーニャ マーケット フォーカスト 代表

1978年三和銀行(現、三菱東京UFJ銀行)に入行。1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中。

著者紹介

超入門 24時間まかせて稼ぐ FX戦略投資

超入門 24時間まかせて稼ぐ FX戦略投資

水上 紀行

扶桑社

FXで利益を出すうえで重要なことは何か――。その答えは難しいことはしないこと。自分にもできる簡単な方法でトレードを続けることが、着実に利益を積み重ねるためのもっとも簡単な方法なのだ。本書は、インターバンクディーラ…

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