家を出て独立した子どもが、ワケあって実家に舞い戻ってくるというのはよくある話。しかし、年金暮らしの両親へ与える経済的・身体的負担は看過できないものがあるようです。60代夫婦と29歳息子の事例をとおして、親子関係の摩擦を極力回避するための具体策をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
お前の会社、何連休あるんだ?…年金月25万円の60代夫婦、GW終了後も実家に居座る29歳長男に“帰ってアピール”→息子が笑顔で告げた「まさかの事実」
親の経済的困窮は、子にも悪影響をおよぼす
「子どもにできるだけのことをしてやりたい」、「将来、子どものお荷物になりたくない」という2つの思いは、どちらも、親ならば当たり前の感情かもしれません。しかし、それらを両立させるためには、ときには厳しさも必要です。
自分たちの老後の経済的自立を前提に、できることをしてやる、という方針と線引きを決めておきましょう。
親子のあいだで金銭の話はしにくいかもしれません。しかし、きちんと話ができないままの同居生活は、老後の暮らしを脅かす可能性があるのです。
同居期間や約束事項の話し合いについては、親の考えをわが子に伝えるいい機会と捉え、親の財産や老後の生活についての考えを共有しておきましょう。
また、今回のケースのように専門家の客観的な意見を取り入れつつ、具体的な数字を用いてお金の流れを可視化できれば説得力も増します。
一見すると、親として冷たい対応に思えるかもしれません。しかし、「親の経済的安定」は、わが子がきちんと自立し、幸せになるための一助になるのです。
山﨑 裕佳子
FP事務所MIRAI
代表
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