東京スカイツリーを見上げる街・墨田区。観光地としての顔を持ちながら、実は多様な企業が本社を構える“ものづくりの街”でもあります。では、墨田区に本社を置く企業のなかで、特に平均年収が高いのはどこなのでしょうか? 上位5社をみていきましょう。※本記事は、日本最大級のデータベース「SalesNow DB」をもとに株式会社SalesNowが発表した「市区町村別の平均年収ランキング」より一部を抜粋・編集しています。
(※写真はイメージです/PIXTA)
社員の「平均給与」ランキング…スカイツリーのもとに集う「平均1,000万円超え」の高待遇企業【墨田区に本社を置く上場企業の平均年収TOP5】
1位は本社が“ビール色のビル”のあの企業
1位:アサヒグループホールディングス株式会社(1,218万1,758円)
栄えある第1位はアサヒグループホールディングス株式会社(東京都墨田区吾妻橋)で、平均年収は1,218万1,758円でした。
同社は、アサヒビールをはじめとする酒類・飲料事業を中心に、食品、医薬品、物流など幅広い分野を展開する国内有数の総合企業です。グローバル展開も積極的で、欧州・アジア・オセアニアなどに拠点を持ち、海外売上比率は年々上昇。
高年収の背景には、海外事業の拡大による利益成長、ホールディングス体制による経営効率化、そして高度な専門性を持つ人材の活躍が挙げられます。
また、同社といえば、墨田区のランドマークともなっているユニークな形のオブジェ。これはフランス人の有名デザイナーフィリップ・スタルクが手がけた金色の炎で、「新世紀に向かって飛躍するアサヒビールの燃える心」を表しています。
墨田区を代表する企業である同社は、世界市場でもたしかな存在感を示しています。
“下町”のイメージとは裏腹に…垣間見える墨田区トップ企業の「底力」
墨田区に本社を置く上場企業の平均年収トップ5は、アサヒグループホールディングス株式会社を筆頭に、株式会社アストロスケールホールディングス、日本電技株式会社、オエノンホールディングス株式会社、株式会社小森コーポレーションが名を連ねました。
“下町”のイメージとは裏腹に、墨田区には高収入企業がずらり。印刷機械、酒類、宇宙産業など多彩な業種が並ぶなかで、トップ2は平均年収1,000万円超え。地域に根ざしながらもグローバルに活躍する企業が多く、墨田区の産業力と企業の底力が感じられます。