JTBの調査によると、今年の夏は日並びのよさやボーナスアップなどを背景に、旅行意欲が堅調。「今年の夏はどこへ行こう?」とワクワクしている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、定番の旅行先だけではつまらないもの。そこで今回は、世界32ヵ国でサイトを運営するオンライン旅行会社エクスペディアの調査結果をもとに、2025年夏の海外旅行先「人気上昇ランキング」トップ5を紹介します。
現代人が忘れた“野生”を取り戻す…今年の夏は「東南アジアの島」がアツい!? 海外旅行先「人気上昇ランキング」TOP5【最新】
第3位は「リゾート地」として急成長するベトナムの都市
第3位:フーコック島(ベトナム)
第3位にランクインしたのは、ベトナムの「フーコック島」。第4位のホイアンよりもさらに南下した南西部に位置し、首都ハノイからは約1,200kmと、東京-鹿児島間くらいの距離にあります。
ベトナム戦争時代には捕虜収容所が設置されるなど流刑地として使われていたこともありましたが、現在はエメラルド色の海が輝くビーチが魅力的な観光地となりました。
2019年には国内最大級のカジノ専用施設「CORONA」がオープンし、2021年には24時間営業の大型複合商業施設「グランドワールド」がオープンするなど続々とリゾートが進み、“眠らない島”として発展を遂げています。
そんなフーコック島ですが、2018年にオープンした「ホントムケーブルカー」は、全長7,900mと世界最長。約15分かけて、海水浴やシュノーケリングなどが楽しめる小さな島「ホントム島」にアクセスできます。
港町のフーコック島では、イカやエビ、ニシンなど、海鮮グルメをぜひ味わって。ほかにも、「フォー」や「ブン」といった定番ベトナム料理も楽しむことができます。
第2位:ベルン(スイス)
第2位にランクインしたのは、スイスの首都「ベルン」。面積は約51.6平方キロメートルと、東京都足立区とほぼ同じサイズの小規模な都市です。
石造りの特徴的な街並みは世界遺産に登録されており、中世ヨーロッパの歴史が色濃く残ります。
ヨーロッパ最長のアーケードは、全長6kmを超えるのだとか。アインシュタインが相対性理論を執筆した「アインシュタイン・ハウス」や国内でもっとも高い塔がある「ベルン大聖堂」も、このアーケードを辿って効率よく観光することができます。
ベルンの名物は、牛肉やソーセージ、ハムなどを煮込んだ「ベルナープラッテ」と、じゃがいもの細切りをバターでカリカリに焼き上げた「レシュティ」。ベルナープラッテはゆでたじゃがいもやインゲンが添えられるのが一般的で、1品でボリューム満点の郷土料理です。