俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)が放送中です。物語は越前編に突入し、新たな登場人物も続々と登場。6月9日放送の第23回「雪の舞うころ」では、宋の見習い医師で松下洸平さんが演じる周明(ヂョウミン)とまひろが親しくなっていく模様が描かれました。周明はどこか謎めいたところがあり、第23回の終わりには不穏な動きも見せ、SNSを中心に「国際ロマンス詐欺」というワードも登場しました。大河ドラマ出演が初となる松下さんがこのほどコメントを寄せました。
「役者冥利に尽きます」大河ドラマ初出演
ーー大河ドラマ初出演ということですが、周明を演じていかがでしょうか?
松下洸平さん(以下、松下):周明は宋から訪れた見習い医師という設定ですが、セリフの半分以上が中国語だったことがびっくりしました(笑)。日本語にはない発音が多くて大変な部分もありましたが、オリジナルキャラクターである<周明>にリアリティを与えるためにも、 言語の習得が最も大切なポイントだと感じ、先生のご指導のもと準備を積み重ねました。
このような一筋縄ではいかない配役をいただけたのは役者冥利に尽きますし、いろいろな方のお力を借りて中国語での芝居もなんとか乗り越えることができて、本当に良かったなと思っています。大河ドラマ初出演で、ひとつ大きな試練を与えてくださったことに感謝しています。
ーー大河ドラマの撮影現場に参加した感想をお聞かせください。
松下:大河ドラマにはなんだか“独特の緊張感”が漂う厳しい場所というイメージを勝手に持っていましたが、主演の吉高由里子さんを筆頭にとても明るい方々に囲まれ、和気あいあいとした現場でした。以前のドラマでご一緒させていただいた俳優さんやスタッフさんとの再会もあり、あたたかい雰囲気に包まれた中で撮影に臨むことができ、とても嬉しく思いました。