本格的な海外投資を実践する場合、やはり現地銀行の口座開設が第一歩となります。銀行口座の開設により、どんなことができるようになるのか改めて見ていきましょう。

やはり銀行口座があらゆる金融取引の中心

本格的な海外投資を実践するにあたって、まず必要になるのが銀行口座です。日本国内でも、例えば株式投資を行う場合には、資金の入出金先として銀行口座が必要になりますが、これは海外においても変わりません。

 

では、海外の銀行口座ではどんなことができるのでしょうか。今回は、本格的な海外銀行口座として利用されることが多い、香港のHSBC(香港上海銀行)のケースで見ていきましょう。

 

まず銀行口座ですから、当然のことながら預金が可能です。日本の銀行と同じく、普通預金と定期預金があり、定期預金のほうが金利は高く設定されます。香港ドルでの預入れがベースになりますが、主要通貨である米ドルやユーロ、日本円はもちろん、豪ドルやスイスフラン、ポンド、カナダドル、ニュージーランドドルといった通貨で預金することも可能です。

 

HSBCの場合、(香港から見れば)海外の利用者も多いため、インターネットバンキングの利便性が非常に高く、このインターネットバンキングを使うことで、香港ドルから米ドル、あるいは米ドルから日本円などの振替も極めて簡単です。今後は円安に向かうと考えるのであれば、預け入れていた日本円を米ドルなどに換え、為替差益を狙うといった使い方もたやすくできるわけです。

 

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海外銀行口座のもっとも単純な使い方が、この外貨建てで預金を持つことであり、海外ならではの高金利と為替差益による利益獲得を目指すことができます。為替相場の行く末は誰にも予想できませんが、数年前までの超円高局面が為替差益狙いの口座開設に拍車をかけてきたのは事実といえそうです。

 

また銀行口座ですから、預金目的以外に「決済口座」として利用することも可能です。クレジットカードをはじめとする各種支払いの引き落とし口座に設定したり、何か収入があった場合には、その受け取り口座として使うこともできます。特に、香港内で収入があった場合には、そのまま香港内の銀行で受け取ったほうが、スピードや手数料の面ではるかに優位性があるでしょう。

 

もちろん、資金の送金口座としても使えます。送金相手が香港内の銀行であれば、こちらもHSBCを使ったほうが有利ですし、日本の銀行に送金することも可能です。こうした送金手続きについてもインターネットバンキングで行うことができますので、使い方に慣れてしまえば不便を感じることは少ないでしょう。

銀行口座ひとつで株式投資も可能

さて、日本の銀行との最も大きな違いといえば、やはり投資口座の存在でしょう。HSBCでは口座開設時に希望することで、投資口座をセットすることができます。これにより、銀行口座の中で、香港株や中国株、米国株といった株式投資が可能になるのです。投資できるのは株式だけでありません。世界各国の有名ファンドや債券、金などの取引も自由自在ですし、IPO株に申し込むことも可能です。

 

つまり、HSBCの銀行口座をひとつ開設するだけで、預金から決済、そして各種の投資というすべてのニーズを満たしてくれるわけです。本格的に海外投資を始めるというと、まず銀行口座を作り、それから証券会社に口座を作って・・・・・・いうプロセスを想像した方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には個別に証券会社等と付き合う必要ありません(もちろん、証券会社等を利用する手もあり、それはそれでメリットのある話なのですが・・・)。

 

銀行口座ひとつで事足りる――これが、今の海外投資ブームを支えている要因の一つといえそうです。

 

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