(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンション(以下、タワマン)とは、基本的に地上20階建て以上の居住用高層建物のことを指します。「お金持ちの住む家」というイメージが強いですが、日本の社長の平均居住階数は「5.35階」。まったく高くないのです。本記事では「タワマン」の真実を探っていきます。

「年取ったら階段のぼれないでしょ(笑)」

そもそもなぜ人はタワマンに住むのか。

 

「フィットネスジム」「バーラウンジ」といった高級感漂う設備に惹かれた…景色の良いベイエリアに住んでみたかった…純粋にタワマンに憧れた…。

 

声は様々あるが、実際の暮らしは? タワマン住人に「コメント一言いただけますか」と伺うと。

 

「ゴミ出しが本当に楽です。いつでも捨てられるから、家に溜まることもないです。フィットネジムに関しては…最初は通ってましたが今は全然…。同じ住民だと思うと気まずい気持ちが強くて…。ジム行かない分賃料下げてくれないかな、とは思います。考えなしに契約しちゃいましたが、最近割とお金が厳しくなってきて反省しています」(田中さん<仮名>都内某タワマン住み/デイトレーダー)

 

「景色は抜群にいいです。夜、湾岸の穏やかな海を見ながらお酒を飲むのが好きですね。以前水没騒動もあった手前、台風や地震のときは若干心配になりますが、まあ、今のところ不便はないです。困ったら引っ越せばいい」(加賀さん<仮名>湾岸タワマン住み/不動産投資会社勤務)

 

「老後まで住む気ですか? もちろんないです。もし大停電にでもなったら階段のぼれないでしょ(笑)。リタイアまでは都心で豪勢に暮らして、そのあとは小さな戸建てでも買うつもりです」(林さん<仮名>都内某タワマン住み/保険代理店勤務)

「タワマン暮らし」の行末はいかに?

なんとまあ様々な意見が出るものだ。刹那的とでもいえばいいだろうか、あくまで借り住まいとして「タワマン生活」を楽しんでいる声が多く聞こえた。「困ったら引っ越す」「老後まで住む気はない」と言い切れるのは、資金繰りに余裕がある証拠か。

 

「持ち家 vs 賃貸論争」「戸建て vs マンション論争」など、住まいに関する話題は絶えないなか、ことさら世間を騒がせがちな「タワマン暮らし」。

 

家族構成・世帯年収・生活設計…すべてを勘案した結果の「タワマン住み」という選択肢は、吉と出るか、凶と出るか。何かと注目を集めることの多い「タワマン住民」、今後も目が離せない。

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