高配当株は「儲かる」「やめとけ」…いったいどっちが正解? これから始める人が絶対に知っておくべき「リスク」と実際の「パフォーマンス」【資産1億円超えの兼業投資家が解説】

高配当株は「儲かる」「やめとけ」…いったいどっちが正解? これから始める人が絶対に知っておくべき「リスク」と実際の「パフォーマンス」【資産1億円超えの兼業投資家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

高配当株をコツコツ購入し、憧れの「配当金生活」を目指したいと夢を膨らませる人は少なくありません。しかし、「高配当株投資のリスクは?」「本当に儲かる投資手法なのか?」といった根本的なことを理解しないまま手を出すのはおすすめできません。本記事では、『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』(KADOKAWA)から、著者の〈なのなの氏〉がデータを用いて高配当株のリスクやパフォーマンスについて詳しく解説します。

高配当株投資は本当に儲かるのか?

(1)日本株のパフォーマンス

それでは、高配当株投資は実際儲かる投資手法と言えるのでしょうか?多くの人が関心のある事項であるかと思います。

 

下の[図表2]は、2023年5月の国内株式テーマ別投資信託の年率換算リターン(※)平均をまとめたグラフです。

(※)分析対象期間中における基準価額の年率換算リターン。収益分配金は再投資したものと仮定して計算。

 

[図表2]国内株式テーマ別投資信託・年率換算リターン平均

 

[図表2]を見ると、高配当株をテーマとした投資信託は、期間1年でも期間3年でも一番良い成績を示していることがわかります。

 

特にここ1年の年率換算リターンは非常に高く、日経平均インデックスを13%以上超過しています。

 

一方、グロース株をテーマとした投資信託は、ここ最近苦戦していることがわかります。直近、グロース株が苦戦している要因としては、

 

①2020年3月のコロナショック以降、ネット関連企業を中心に、かなり割高な水準まで買われていたのが落ち着いてきたこと

 

②世界的に金融の流れが緩和から引き締めへと変わり、利上げの影響を受けやすいグロース株が相対的に売られてきたこと

 

などが考えられます。それでは、直近の期間以外では、高配当株投資はどのような成績を示しているのでしょうか?

 

下の[図表3】は、2000年~2011年において、高配当株をポートフォリオに組み込む高配当戦略を取ったときと、TOPIXとの収益を比較したグラフ・表です(「低成長・低金利時代の株式投資戦略」三菱UFJ信託銀行、2012年4月)

 

[図表3]2000年~2011年収益比較

 

この[図表3]からも、

 

①高配当戦略は12年中9年、TOPIXの収益を上回っている

 

②TOPIXの収益がマイナスのとき、特に高配当戦略の超過収益は大きくなる

 

③リスクも高配当戦略の方がTOPIXよりも低い

 

ことがわかり、ここでも高配当株投資の優位性を読み取ることができます。

 

 

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