入居が難しい施設も…老人ホームをどう選ぶか
老人ホームと一括りにいっても、その種類は様々。介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する上村岩男氏は、下記のような説明をしています。
“(1)有料老人ホーム
(2)サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
(3)認知症高齢者グループホーム(グループホーム)
(4)特別養護老人ホーム(特養)
(5)軽費老人ホーム
(6)介護老人保健施設(老健)
(7)介護医療院等
となります。このうち、一般的に利用されている供給ベッド数が多いのは、(1)有料老人ホームと、(2)サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、(3)認知症高齢者グループホーム(グループホーム)、(4)特別養護老人ホーム等になります。
ただ、これらのうち、(4)特別養護老人ホーム(特養)は現状では待機者数が多く、また、介護度が3以上を原則としていることから、(1)(2)(3)に比べると入居しづらい状況があります。
そのため、介護施設を検討する際には、入居する側の介護度や認知症の有無なども検討の重要なファクターとなりますが、まずは、(1)有料老人ホームと、(2)サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、(3)認知症高齢者グループホーム(グループホーム)が入居可能性の高い選択肢となるはずです。”書籍『人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント』
寿命が伸びるなかで膨れあがる老後生活費、その一方で減額続きの年金、増えることのない給料、どんどん高くなる税金と社会保険料……このように表面的な環境だけ見れば、まさにお先真っ暗な日本。
定年まで勤めあげれば安定した老後が約束されていた時代は、完全に終わったといえましょう。豊かな人生を享受するための「学び」が求められています。