中小企業に朗報!「売上減少」がなくても受給可能に…新しくなった「事業再構築補助金」の「8つの枠」のポイント

中小企業に朗報!「売上減少」がなくても受給可能に…新しくなった「事業再構築補助金」の「8つの枠」のポイント
(※画像はイメージです/PIXTA)

5月から新型コロナウイルス感染症が「5類」に引き下げられましたが、経済はまだコロナ禍のダメージから完全に立ち直ったとはいえません。そんななか、コロナ禍によりマイナスの影響を受けた中小企業を支援するための国の補助金「事業再構築補助金」の第10回公募が始まっています。金額が大きく過去の採択率も高いうえ、従来と比べ、対象となる企業の条件も「枠」も幅広く設定されています。本記事で概要を解説します。

採択率は45%~50%程度

事業再構築補助金の公募はこれまで合計9回行われています。

 

「枠」は公募ごとに変遷してきていますが、採択率は以下の通り、だいたい45%~50%程度と高めです。

 

【事業再構築補助金の採択率の変遷】

・第1回公募(2021年6月16日、6月18日公表):36.0%(応募総数22,231⇒採択数8,016)

・第2回公募(2021年9月2日公表):44.8%(応募総数20,800⇒採択数9,336)

・第3回公募(2021年11月30日公表):44.4%(応募総数20,307⇒採択数9,021)

・第4回公募(2022年3月3日公表):44.7%(応募総数19,673⇒採択数8,810)

・第5回公募(2022年6月9日公表):46.1%(応募総数21,035⇒採択数9,707)

・第6回公募(2022年9月15日公表):46.1%(応募総数15,340⇒採択数7,669)

・第7回公募(2022年12月15日公表):51.2%(応募総数15,132⇒採択数7,745)

・第8回公募(2023年4月6日公表):51.3%(応募総数12,591⇒採択数6,456)

・第9回公募(2023年6月15日公表):45.5%(応募総数9,369⇒採択数4,259)

 

今回の第10回公募から、「売上高の減少」の要件が必ずしも求められなくなりました。また、経済状況の変化に応じて新たな「枠」も設けられました。対象となる企業の範囲がこれまでよりも広がったといえます。

 

第10回公募の申請期限は6月30日(金)18:00です。中小企業庁のHPにおいて、過去の採択事例が事業計画書等も含め豊富かつ詳細に紹介されています。それらを参考にして、認定機関のアドバイスを受けて事業計画書を作成し、申請することをおすすめします。

 

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