一流のエリートは実践している…ファストフードのマナー→ハンバーガーを「美しく」食べきる“コツ”【フードプロデューサーが解説】

一流のエリートは実践している…ファストフードのマナー→ハンバーガーを「美しく」食べきる“コツ”【フードプロデューサーが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

食の知識はグローバル社会の必須教養であり、他国の食文化への敬意がビジネスエリートの武器となります。約4万人の人生を変えてきた人気テーブルマナー研究家・小倉朋子氏の著書『世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー』より、「世界のエリート層の食べ方とふるまいからにじみ出る教養」について解説していきます。

豪快にかぶりつき、美しく食べ終える「骨付きフライドチキン」の鉄則

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

骨付きのフライドチキンは、きれいに食べるのが難しいと感じている人も多いと思います。手づかみで食べると手に油がつくのは仕方ないとしても、食べたあとの残骸が美しくないのは避けたいところです。

 

なぜ残骸が汚くなってしまうかというと、おそらく一番の理由は、最初に骨から身をきれいに剥がさずに、「こっちをひと口、あっちをひと口」という感じで食べてしまうことにあります。

 

その結果、あちらこちら適当についばみ、食べ散らかしたかのような美しくない残骸になってしまうのです。

 

この点が明らかになれば、もう解決策は簡単です。

 

いろんな箇所の身を飛び飛びで少しずつかじっていくのではなく、「ここ」と決めた箇所の身を骨のキワまで食べてから、次の箇所に移動し、そこでもしっかり骨のキワまで身を食べてから隣の箇所に移動する、というふうに食べ進めます。

 

位置によっては、口で身をかじり取るのが難しいかもしれません。そういうときは、指で肉をゆっくりと引き剥がし、口に入れてもかまいません。部位によっては骨の関節のところで難なく割ったり骨がスルッと剥がれたりするものもあります。

 

口だけでなく手も駆使しながら、なるべく最後は骨だけになるように食べましょう。

 

豪快に、しかし食べ進めと食べ終わりがきれいになるように食べるのが、骨付きフライドチキンの一番の心得です。

 

また、軟骨部分は、ポロッときれいに剥がれて、コリコリと噛み砕けるくらいにまで調理されている場合もあれば、そうでない場合もあります。

 

順序よく身を食べ進めながら軟骨の様子も窺いつつ、ケースバイケースで判断してください。ただし、骨をチュウチュウとしゃぶるのは、さすがに無作法となります。

 

 

株式会社トータルフード代表取締役

小倉 朋子

世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー

世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー

小倉 朋子

SBクリエイティブ

約4万人の人生を変えてきた人気テーブルマナー研究家が「世界のビジネスエリートの食べ方とふるまい」を通して、「マナーからにじみ出る教養」について説く本。各国の大使や国内外の要人らとの多くの会食から、著者が得た知見…

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