※画像はイメージです/PIXTA

新選組の土方歳三とホンダの藤沢武夫は、どちらも「ナンバー2」として陰から組織を支えました。本記事では、2人の振る舞いからトップとなる経営者を成功に導く共通点とはなにか考察していきます。

 

トップの姿勢は「権限譲渡と結果の要求」

そして、ナンバー2に対するトップの姿勢も大切です。近藤はほとんどの作戦の指示を土方に任せました。本田も技術のこと以外は会社の実印も含め藤沢に一任しました。任せるからには口を出さない。権限を明確に渡すことが重要です。そのことがナンバー2を輝かせます。

 

権限譲渡と結果の要求。この2つがセットになっていなければなりません。権限を渡すだけではナンバー2が乱用してしまいます。ですからしっかり結果で示すことを約束させなければなりません。そうすれば、渡された権限を最大限に活かし、ナンバー2は大きな成果を出し始めるでしょう。

ナンバー2はどのように育てるのか?

土方や藤沢のように自分のことを信頼して慕うナンバー2の素養をもった人物に出会えれば、トップとしては幸運です。しかし、実際はなかなかそういったことはないでしょう。

 

では、どうすればよいか。それは、ナンバー2を育てるしかなく、前述のとおり、権限を大胆に渡す代わりに厳しい結果を求めるのです。ナンバー2が育たないと嘆いているトップの皆さん、任せられない、まだまだかな、と思っているうちに、優秀なナンバー2を得る機会を取り逃しているかもしれません

 

 

羽石 晋

株式会社識学

営業1部 課長/シニアコンサルタント

 

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