(※「Pepper」はソフトバンクロボティクスの商標です)

世間では、テスラが人型ロボットの展開を発表し、脚光を浴びています。一方で、世界初の感情認識人型ロボットとして2014年に登場し一世を風靡したPepper(以降、「ペッパーくん」)くんは、現在でも様々な分野で活躍しています。人類の夢と希望がつまった人型ロボットの今後の可能性について、ペッパーくんの現在の活動を交えて探っていきます。

人型ロボット×教育

③「教育」

さらに、教育領域でもペッパーくんのこの特性が活かされています。子どもがプログラミングをしてペッパーくんを動かすことができるツールを、ペッパーくんの貸出しやその他の教材と組み合わせて教育機関に提供されています。

 

自分のプログラミングを目の前のロボットで体感できる「分かりやすさ」「楽しさ」がユーザーである子どもたちの高い満足度と笑顔に貢献しています。

 

この子どもたちが感じる「分かりやすさ」とは、まさに、ペッパーくんが機械でありながら、自分たちと同じ人型をしていることに起因します。言葉や身振り手振りでコミュニケーションをとる姿が想像しやすく、初めてプログラミングを行う子どもでも心理的ハードルが低くなり、臆することなく楽しめる傾向があります。

 

また、一般的に男の子の方がプログラミングに熱中しやすいとも言われていますが、ペッパーくんは「おしゃべりをどう作りこむか?」といったコミュニケーションにおける言語表現、ディスプレイにどういった分かりやすい画像を表示するかといったデザインもプログラミングできるため、男の子、女の子問わず熱心に取り組む傾向があります。

 

「他の教材と比較して、ジェンダーレスに子どもを惹きつけられるところが特徴的」と現場教員から評価されています。

 

人型ロボットがプログラミング教育で子どもたちの心をつかみ、子どもたちのチカラになる。そんな未来がすでに始まっているのです。

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