(※写真はイメージです/PIXTA)

お金に困らないためには、お金を「上手に稼ぐ」・「減らさない工夫をする」・「賢く貯める」という3つの柱が重要であると、企業経営コンサルティングを行う(株)プレジデンツビジョンの代表取締役・石原尚幸氏は指摘します。3つの柱を実践するうえで身につけるべき考え方、方法について、著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』から、親と子どもとの対話形式で、分かりやすく解説します。

歴史上の偉人による「お金の格言」

ここからは少し上級編になるけれど、お金を稼ぐと成長できるよと教えてくれる、こんな格言があるので紹介しておくね。

 

「財を残すは下 事業を残すは中 人を残すは上」(後藤新平)

 

わかりやすく訳せば、

 

「お金を残すのはたいしたことじゃない。商売を成功させるのは普通。人を育てるのが一番大切なことだ」

 

となる。

お金を稼ぐことより大切なことのために必要なこと

「なんだ、やっぱりお金儲けより大事なものがあるんだ」

 

そう思うよね。そのとおり。

 

でも、この格言には続きがある。

 

「されど、財なくんば、事業保ちがたく 事業なくんば、人育ちがたし」

 

わかりやすくいうと、

 

「とはいえ、お金がなければ商売はやっていけない 商売がなければ、人を育てることは難しい」

 

ということ。つまり、そもそもお金がなければ商売は続けていけないし、商売がなければ人を育てるのは難しい。商売があるからこそ人は育つ。そういっているんだよね。

 

ロールプレイングゲームで、ゴールへ向かっていく過程で、主人公がアイテムを手に入れ、敵を倒しながら経験値を積んでいく―。

 

あの感覚といえばわかってもらえるかな。

 

「そういうことか。わかりやすい!」

 

わかってもらえると、父さんも嬉しい。

 

石原 尚幸

株式会社プレジデンツビジョン 代表取締役

 

※本連載は石原尚幸氏の著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです

父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方

父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方

石原 尚幸

三笠書房

子どもに、これだけは教えたいこと、 これだけ教えればいいこと―― 【序章】まずは「お金に好かれる人」になろう 【1章】「お金を稼ぐ」にはどうする? ――世の中の「お困りごと」を見つければいい 【2章】「お金を減…

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