自宅で一生、ひとりで暮らせるかを考えてみましょう
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住み慣れたご自宅での生活を続けたいという思いは多くの人が持っていると思います。しかし、平屋でなければ屋内に階段があります。古い住宅であれば段差も多いでしょう。風呂の浴槽は高齢になっても出入りのできる高さでしょうか。車いすで家の中を自由に動けるつくりになっていますか? 高齢者や介護が必要な方が住むことを前提に設計されていなければ、年齢とともに自宅に不都合が出てくるのは当たり前のことです。
体調が悪くなったときや転んでしまったとき、見つけてくれる人がいなかったらと想像すると不安にもなります。本当に自宅で一生暮らしていかれるかを、一度しっかりと想像してみてください。
地方都市の閑静な住宅街に住んでいた70代の男性は、免許返納のタイミングで老人ホームに入居されました。買い物も通院も車での移動が必須な立地だったからです。「買い物を頼める」「通院に付き添ってくれる」などの有料サービスが受けられる老人ホームに入居し、快適な毎日を送られています。
不安の払拭といった理由以外でも施設を選ぶ方は多くいます。旦那様と2人暮らし、毎日の食事の用意が面倒……そんなご夫婦は、食事にこだわって施設を探されました。また「自宅」にこだわる方がいる一方で、「自宅とは違う生活」を前提に施設を探される方も。門限がないまでも外出時にどの程度の外出か聞かれたり、掃除や洗濯など定期的な生活サポートがあったり。ある程度制限のある生活に安心感を覚えて施設への入居を決める……そんな方も増えています。
経営母体によって異なるハードとソフト
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従来、老人ホームの多くは医療法人や社会福祉法人が経営することが多かったのですが、近年は交通会社やデベロッパー、ゼネコンをはじめとする民間企業が経営母体となっているケースが増えてきています。大手だから安心というわけではありませんが、悪い噂が流れれば他の事業にも影響が生じる……このようなことを考えれば、徹底した努力を行っていると考えて間違いはないでしょう。
「接客」「食事」「デザイン」「流行」など、各企業の色が反映され、ハードやソフトにも違いがでてきます。徹底して利用者の目線にたった設計やおもてなしを実践する、三ツ星レストラン並みの食事を提供する、大人が楽しめる空間づくりを意識するなど、見学をしてみると、それぞれの特徴に驚かれると思います。
経営母体別の特徴を知りたい場合には、私たちのような老人ホーム選びのプロにご相談いただくのが良いと思います。経営母体だけでなく、施設長の人柄や福祉に対する考えかたなどもお伝えできます。
質問者様のように、老人ホームの経営母体とつながりがある場合は、いち早く空き部屋の情報を流してもらえるなど特別なサービスを受けられるケースもあると聞きます。見学に行く前に電話で関係性を知らせておくのがおすすめです。
脇 俊介
MY介護の広場 老人ホームを探す マネジャー
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