(※画像はイメージです/PIXTA)

子どもの性格や家族構成など、家庭のかたちや在り方はそれぞれです。ひとつの目標に向かって家族が互いに思い合い、力を合わせることで、家族の絆が強くなり、親も子も成長していくことができます。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

「塾なし受験」プロジェクト計画のまとめ

塾なし受験を進めていくプロジェクト計画の立て方をおさらいしましょう。

 

①目標を設定する

②日程や時期などの情報収集

③計画表の作成
・日時・時期を入力 ➡ 日程に合わせた計画
・中期的目標を考える ➡ 目標に合わせた計画
・先取り学習など、その他の必要な勉強計画

④週単位のタスクを設定

⑤勉強を進める/模試受験

⑥学力を分析して、計画を見直し修正する・追加する

③から⑥を繰り返す

 

計画表を作成する上で必要な項目、内容は、

 

・現段階の学力 ⇔ 目標とする学力
・各教科の対策ポイント
・目標達成までの具体的な学習プラン(月次、週次など)

 

途中で学力のチェック・分析をすることで、計画を見直し、修正や追加を入れていきます。これを繰り返すことによって、目標とする学力に到達できるよう受験勉強を進めていきましょう。

 

塾なし受験プロジェクトを進める上で最も大切なのは、勉強は、計画的に、前向きにすること。さらに、計画は状況に合わせて修正していくことです。きたるXデーへの道のりを可視化することが、具体的な進め方の最重要ポイントなのです。

 

特に、学習目標については、なんとなくの期限ではなく、スケジュールを「可視化する」ことが学力を高める上でとても大切だと感じました。「いつ、何を、どこまでやるのか」をクリアにして自分の目で勉強の進み具合を確認していくことが、継続する力を生み出し、学力をアップさせる秘訣です。

 

先ほども述べましたが、小さな目標をひとつずつクリアしていくことで、受験生には達成感と自信が積み上がり、それが最大目標である志望校合格につながっていきます。

 

計画表ができた後は、勉強の進捗に合わせ、本人は蛍光マーカーで塗りつぶすだけの作業にしました。勉強に時間を使いたいので、受験生が行う作業は簡単に済ませられるほうがいいでしょう。

 

人間の成長には、自分の頭で考え、自分で選択することが必要なのだと常々思います。それができる人間になっていくことが、生きる力をつけることです。自分の進路や未来に関わる大切なことは、なおさら人任せ(塾任せ)にせず、「自分で考えた行動をとっていく」ことが大切。それが積み重なって、力となり経験となって、本人が成長していくのです。

 

高校生になった今も、息子は定期テスト前に簡単な計画表を作っています。彼はいわゆる天才タイプではなく、コツコツ頑張る努力家タイプです。苦手な教科もあり、進学校ならではの難しい定期テストや日々の課題に苦戦することもあります。

 

目標を高くし、努力して入った学校なので、入学後は苦労するのではないかと少し心配していました。しかし、受験を通して自宅学習を続けてきたことは、予想以上に高校の学習においてプラスに働いているようです。

 

「塾だけで勉強をしてきた子は伸びない」と言う高校の先生の話には一理あると思います。どのみち、高校では自宅学習が必要です。高校受験でそれをやってきたので、息子にはすでに必要な勉強習慣がついています。成績や学力を上げるには、何より計画性と勉強習慣が大切なのです。

 

とはいえ、まだゴールは先の話です。あくまでも高校は通過点にすぎません。受験の1年間で経験した自宅学習の要領で、勉強面で目標をもって高校生活を送ってほしいと思います。

 

次ページ親も子も成長していける「受験生の親の心得」

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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