(※写真はイメージです/PIXTA)

わが子の成績が思わしくない、学校の定期テストで平均点が取れない…。そんなとき、塾に行かせることを考える保護者の方もいるでしょう。一方で、「学校の定期テストは平均点を取れていればいい」「大学進学のためには学校の勉強より塾の勉強が大事」と考える方も少なくありません。しかし定期テストの点数を伸ばすにも、国公立大学や難関大学への現役合格を目指すにも、「学校の勉強」は想像以上に重要です。個別指導で生徒の8割を東大・京大医学部に合格させた乾俊和氏が解説します。

復習しやすい「良いノート」とは?

①日付とタイトルがある

いつ学んだのか、どのような内容を学んだのかが分かるように日付とタイトルをつける。

 

②色は、黒、赤、青の三色を使い分ける

黒一色で書かれているノートは、どこに大切な箇所があるか分かりにくい。

 

③余白を十分に取る

余白があれば、大切なことが書いてある箇所を見つけやすい。また余白が十分にあることで、復習する際に、重要なポイントや自分で調べたことを書き込むことができる。

 

④視認性の高い文字を書く

雑な文字は先述したように、読みにくかったり、ケアレスミスを誘発しやすい。

 

⑤字の大きさをそろえる

字の大きさがバラバラなノートは視認性が悪いため、復習しにくい。

 

⑥文字や記号がずれていない

英語や社会のノートで左端が揃っていないため、凸凹していたり、数学では等号がずれている場合がある。読みにくく復習しにくい。

 

⑦板書を丸写ししない

板書に意識が行きすぎると、理解がおろそかになる可能性がある。ノートは理解するための補助的存在です。自分なりに理解したことをまとめるようにする。

 

⑧こだわりすぎない

美しいノートを作るのに時間をかけています。見た目ではなく、内容にこだわるべきです。このタイプには、ノート作成に達成感を感じて肝心の復習に意識が向いていないことが多い。

 

⑨1教科1冊

複数教科を1冊のノートにまとめて書かない。必要な情報を探すのに無駄な時間がかかることになる。

「ノートを取らない子」は点数が低くて当然

ノートやメモを取らない子どもたちもよく見かけます。ノートを取らないのですから、復習はできません。復習しようという意思がないのです。こういう子どもにはテストの成績以前に、教科書は開いて置く、鉛筆はしっかり握るなど、勉強に取り組む基本を教え込んでいく必要があります。

 

またノートを取らない子どもには、学校の授業を軽視している場合があります。極端な場合、「学校は人間力を磨く場、塾は学力を磨く場」と考えて、学校の授業中は塾の宿題をする時間と考えています。定期テストで点数を取ろうとする意識が低いため、結果として定期テストで点が取れないのは当然です。

 

⇒ノートを取らない子どもは定期テストで点が取れない

次ページ定期テストはどのように判断すればいい?

※本連載は、乾俊和氏の著書『具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

乾 俊和

幻冬舎メディアコンサルティング

勉強への意欲がアップする! 定期テストや模試の成績も上がる! 東大合格も夢じゃない! 塾講師として中高一貫校に通う子どもたちを約30年間サポートし、学校の最下位グループから東大理IIIや京大医学部に進学させた実績…

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