「なぜ?」と訊いてくる子は遅咲きでも必ず伸びる
大学入試英語で登場する偉人としては、ダーウィンに次いで多いのがアインシュタインです。「なぜ問うかについて考える必要はない。とにかく問うのをやめないことだ」は私が子どもと接する時に大切にしている言葉です。
また「なぜ?」「どういうふうにしたら解ける?」といったたぐいの質問をしてくる子どもは、大人がその問いにしっかり向き合い続ける限り、現状の成績がどうであろうと必ず大きく伸びていきます。こういう子どもに対し、大人は答えを与える必要はありません。
「この本に書いてある」「もっと専門的な辞書にも当たってみたら」「世界史なら、この小説も面白いよ」などとサジェスチョンを与えるだけで十分です。「知りたい」という要求が子どもを動かし、知へと誘うからです。
⇒子どもの「なぜ」に向き合う
⇒大切なのは答えではなくサジェスチョン
\医学部受験生を持つお母様、お父様必見!/
医学部受験のプロが登壇!
医学部受験対策WEBセミナー
メンタル面のノウハウから、学力を伸ばす最新テクニックまで全公開!
■「知的好奇心の強い子」「勉強を楽しめる子」は最強
私が好きな花マルの質問は「どうしたらもっと勉強を楽しめますか?」という質問です。
「自分が楽しいと思うものを楽しいと感じる友達を見つけなさい」と言っています。数学が好きであれば数学研究会、昆虫が好きであれば昆虫同好会です。興味のある世界を友達と共有することで、自発的な学習が習慣化されます。
医学部を志望している子どもを持つ親が、成績が低迷している中1の子どもを連れてきたことがありました。親と話している間、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでいました。
入試が終わってから学校の勉強をせずに、司馬遼太郎の本を読み漁っているのです。直感的に親の希望である国公立大医学部に入れると感じたものです。その場で「行けますよ」と答えました。これほどの知的好奇心があるのなら、導き方次第でどうとでもなるからです。6年後に、彼は現役で東大理Ⅲに合格しました。
乾 俊和
株式会社ドゥクエスト 代表取締役社長
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走