(※画像はイメージです/PIXTA)

50代はご自身の体調や周囲の環境の変化により、「実る人」「枯れる人」の分かれ目となる時期です。50代で見極める必要があるのがスケジュールだという。怖いのは、予定がやみくもに埋まっている=活躍しているという錯覚だという。※本連載は松尾一也著『50代から実る人、枯れる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

インプットのためにスケジュールに“遊び”をつくる

▼枯れる人=いつも予定が埋まっている

 

50代は最も脂ののった年頃で、あちらこちらの任務を果たさなければならないことが多いものです。

 

私の知人もスケジュール表が真っ黒で、超売れっ子です。

 

社会から必要とされるということは実に自己重要感を高めてくれます。

 

私も講演や研修の依頼があった時に、脳の奥から「ピュー」と快楽ホルモンが湧いてくる感じがします。

 

しかし、50代で見極める必要があるのがスケジュールです。

 

予定がやみくもに埋まっている=活躍しているという錯覚です。

 

実っている人はいつもどこか余裕があります。

 

例えば、この日にいい音楽会があるけど行きませんか? などの貴重なお誘いがあった時、「ああ、いいですね。参ります」と応えられることも実りの重要な要素になります。

 

いつも「あ〜、先約がありまして」を繰り返していたら、もう誘われないでしょうし、本当に行きたい自分自身が残念です。

 

スケジュール帳の30%くらいはいつも余白がある方が、次の新しい種をまける有益な活動に充てられます。

 

本当に怖いのは日々、駆けずり回っていたのに、ある時から一切、仕事がなくなるなんて現実です。

 

アウトプットだけではなくインプット重視のスケジュールに変換しましょう。

「反復とズレ」の微差を感じられる感性が大切

▼枯れる人=失ってその時に気づく

 

約50年生きてきて色々な法則性を知るようになりました。

 

そのひとつに「反復とズレ」があります。

 

これはいつも当たり前のように繰り返される毎日事が、ある時を境にズレが生じて一気に終わりを迎えるということです。

 

日本映画の巨匠、小津安二郎監督の作品のテーマによく取り扱われていました。

 

有名な『東京物語』の中でも尾道に住む年老いた両親が東京の子供たちを久しぶりに訪れる様子が描かれています。

 

ずっと元気が当たり前と思っていたお母さんが上京を境に体調を崩し、帰郷後あっという間に亡くなるシーンです。

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