お寺の後継者不足が深刻だ。既に住職不在の「空き寺」は1万〜2万に上るとされる。宗教法人としての税制優遇はあるが、それ以外は自由競争に晒されている厳しいサービス業なのだ。しかし、じつは「ビジネス」という側面から捉えると、お寺の持つポテンシャルはかなり高いことが見えてくる。本記事では、スモールM&A市場の普及・拡大をメイン事業とする株式会社つながりバンク代表取締役斎藤由紀夫氏が、後継者不足のお寺を救う可能性について考察する。

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お寺の住職は、近代まで「世襲制」ではなかった?

このような動きは、宗派によっては「本筋ではない」と批判されることもあります。また、檀家制度が強いお寺では調整も大変と聞きます。どこの業界でもそうですが、内部からの変化は起こしにくいものなのです。

 

お寺を取り仕切る住職は、近代まで世襲制ではありませんでした。それもそのはずで、明治時代まで多くの宗派では妻帯を認めていませんでした。お寺における親族内承継の歴史は浅く、わずか100年程度です。外部承継に戻るのは自然の流れかもしれません。

 

M&Aの本質は外部の「視点・発想・資力」を持つ異端児による業務改革とも言えます。M&Aがより身近になり、業界問題を解決するポジティブな選択肢として活用されることを願います。

 

 

齋藤 由紀夫

株式会社つながりバンク 代表取締役社長

 

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