キャッシュレス化が進む昨今でも、念のため現金を持ち歩いている人は多いでしょう。では、銀行やATMで現金を引き出す際、その金額は決めていますか? 12万部超えのベストセラー『節約の王道』の著者である“節約の達人”林望氏は、引き出す金額は必ず「3万4,000円」と決めているそうです。いったいなぜなのか、新刊『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』(朝日新聞出版)から紹介します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
銀行で現金をおろすとき、出金額を「3万4,000円」にするとお金が貯まるワケ【節約の達人が解説】
節約の達人が「とにかく時間を無駄にするから」と避けているもの
節約とは、無駄を減らすこと。無駄といえば、私が最も痛切に感じるのはお酒を飲んでいる時間です。私がお酒を飲めない体質だったのは、本当に幸いでした。
ただ大学生になった当初は「飲めば強くなる」と言われ、先輩たちから、無理やり飲まされたことがありました。けれども、本来が純粋の下戸(げこ)である私は、飲めば必ず気持ちが悪くなり、翌日は死んだようになってしまう。その苦しみを何回か繰り返すと、パブロフの犬のようにビールの匂いを嗅ぐと条件反射で吐き気がする。すなわち、50年以上たった今でも、ビールの匂いをかぐと、ただちに嘔吐(おうと)の臭いを思い出して、いやーな気持ちになります。したがって、あんなものをグーッと飲んで、プハーッと旨そうな声を上げるという心境は、私は死ぬまで理解しません。
そういうことで、私は幸いに一切お酒を飲まずにきたので、ここまで集中的に仕事をしてこられたのだと思います。酔っ払ってしまったら、その時間仕事はできませんから。
林 望
作家・書誌学者
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