「レンタルスペース投資」は競合が少ない“ブルーオーシャン”

もう1つ、ユニークな新ビジネスとして、「レンタルスペース投資」を紹介します。株式会社トータルクリエイツ代表取締役の坂口康司氏が書いた『堅実な資産運用をしたいならこの1冊! レンタルスペース投資の教科書』(自由国民社)によれば、レンタルスペースは「時間貸し」ビジネスであり、不動産を所有するオーナーでなくてもできるのが特徴です。

要するに、部屋を借りて、そこに付加価値をつけて転貸するという形態の新しいビジネスです。坂口氏によれば、レンタルスペース投資には次のような特徴があり、まだまだブルーオーシャンで競合がそう多くない今がチャンスだと言います。

1.集客プラットフォーマーは上場しており、マーケットが成長している

2.100万円以下の初期投資で、月10万円の収益も可能

3.運用代行会社の活用などにより労力がかからない

4.運用形態はさまざまだか、パーティー用がお勧め

5.利用者は写真の第一印象でスペースの予約を決める

6.予約に直結する写真の極意は「明るさ」と「賑やかさ」

7.顧客トラブルを減らすためにできるポイントがある

このレンタルスペース投資は、自己所有物件の場合なら、出口戦略として民泊に転用したり、売却したりするなどの方針変更も柔軟にできると言います。また、副次的な効果として、飲食店経営など店舗経営のプレ体験になるメリットもあるそうです。

飲食店経営に比べてリスクが少なく、パーティー用の時間貸し運用を経験することで、お客さまのニーズや接客ノウハウが学べると言います。

また、集客用に掲載する写真が最大のポイントになるため、一眼レフカメラの活用など写真撮影が好きで得意な人の副業として有望です。

坂口氏自身も、独立前の仕事で培ったITや写真撮影、映像制作というクリエイティブ面の強みを発揮できたからこそ、レンタルスペース投資がうまくいったと述べています。