日本の商品は質が高い! だからこそ〈7店舗を経営するコンビニオーナー〉が競合と差をつけるために必ず実行している「4つの原則」とは?

日本の商品は質が高い! だからこそ〈7店舗を経営するコンビニオーナー〉が競合と差をつけるために必ず実行している「4つの原則」とは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

日本のコンビニの質の高さは海外からの観光客も驚くポイントとしてたびたび話題になります。逆に商品力に差がないとも言えますが、競合と差をつけるためには何が必要なのでしょうか? コンビニ7店舗を経営するフランチャイズオーナー、長瀬環氏著『儲かるコンビニのフランチャイズの教科書』(自由国民社)より一部抜粋し、競合と差をつけるための4つの原則について紹介します。

経営者の最もやらなければいけない仕事が「人の教育」だといえるワケ

例えば、住宅地立地のお店と国道沿いのお店を簡単に比較しましょう。

 

住宅地立地のお店はスーパーのような使われ方をすることが多いです。

 

冷凍食品や食パン・牛乳などが売れるでしょう。

 

絶対的なお客様の数は少ないですが、来店頻度が高い。

 

週に3回とか毎日、多い方は1日に2〜3回来店されることがあります。

 

常連客が多いので、求められる接客も「会話」ができるような接客になるでしょう。

 

一方で、国道沿いのお店の場合、長距離を移動するトラックの運転手やビジネスパーソン、週末になれば行楽に出かける家族連れなどが多く立ち寄ります。

 

大きな国道であれば片側2車線、3車線なので反対車線からお店に入ることはできません。

 

なので、一度立ち寄ったお客様が1日のうちに2度・3度立ち寄る可能性は低いでしょう。このお店では冷凍食品や食パン・牛乳よりも、ワンハンドで食べられるサンドイッチやおにぎり、缶コーヒーなどが多く売れると思います。

 

常連客の比率が少ないから会話よりも「スピード」重視の接客が求められるのかもしれません。

 

このように立地・客層によって求められる接客も品揃えも大きく異なってきます。

 

競合する企業間での商品のクオリティは大きな差がなくなってきています。

 

しかし、商品を仕入れるのも並べるのも販売するのも全て「人」です。

 

その店の客層に合った商品の品揃えをし、選びやすいように陳列を行い、にこやかな接客でお客様を送り出す。それは必ず「人」が行っています。

 

その「人」を教育することこそが経営者の最もやらなければいけない仕事です。

 

※本連載は、長瀬環氏による著書『儲かるコンビニフランチャイズの教科書』(自由国民社)より一部を抜粋・再編集したものです。

儲かるコンビニフランチャイズの教科書

儲かるコンビニフランチャイズの教科書

長瀬 環

自由国民社

現在、起業の選択肢の1つとして有力になりつつあるフランチャイズ。一見、本部の下での経営は安定しているように見えますが、実際は、普通の会社経営と同じように多くの苦労を抱えています。 本書は、年商17億円・店舗数7店…

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