(※写真はイメージです/PIXTA)

SNS利用者のうち、約20%が利用するTikTok。若者にとっては、いまやテレビよりも影響力が強いメディアといえます。TikTokを利用した広告が台頭するなかで、自社広告の再生回数を増やすにはどのような工夫が必要なのでしょうか。本記事では、TikTok広告の特徴から分析した「バズり」を生み出す法則について、フォロワー数24万人のTikTokerささきこうた氏が解説します。

TikTok広告で「バズり」を生み出す法則

先ほどもお伝えしたとおり、TikTokでクリエイターを活用したPR動画というのは商品認知に強い特徴がある。ではどうすれば効果が最大化されるのだろうか。

 

ズバリ筆者のこれまでの経験とこれまでの実績などから判断すると、投稿されたPR動画の再生回数が高ければ高いほどコストパフォーマンスがよい。少し誇張した言い方をすれば、TikTokでは「バズる」ことが最も売り上げに直結すると考える。

 

ほかのSNSは「フォロワー評価」、TikTokは…

ここでTikTokのアルゴリズムについて少し説明する。TikTokは、YouTubeやInstagramなどのほかのSNSと異なり、チャンネル登録者数やフォロワー数に依存しないプラットフォームである。極論、フォロワーがゼロでも動画が面白ければ100万回再生されるアプリだ。

 

これを筆者はこれまでのSNSがフォロワー評価だったのに対し、コンテンツ評価と呼んでいる。どのような動画だと再生回数が回りやすくなるのか、図表2でみると、イメージが付きやすい。そのなかでも特に重要なのが「総再生時間(動画の平均視聴時間ともいえる)」であると考える。

 

出典:筆者作成 
[図表2]TikTokの再生回数について 出典:筆者作成 

 

TikTok側はユーザーに1秒でも長くアプリに滞在して欲しいと思っているため、AIが面白いと判断した動画をユーザーにレコメンドする。AIはなにを持ってユーザーが面白いと判断しているのかという基準は、動画への「いいね」や「コメント」などの有無もあるが、最も重要視される指標は、「その動画が何秒間見られたか」である。

 

しかし、ここで1つ疑問が生まれる。クリエイターの普段の動画であればユーザーが面白いと思ってもらえる動画を作成すればよいが、これが企業のPR動画だった場合、どうすればよいのか。

 

YouTubeやInstagramであればフォロワー評価であるため、そのインフルエンサーが紹介するだけで、ある程度の再生回数やエンゲージメントが見込まれる。しかし、TikTokではコンテンツ評価であるために、その人がただ紹介するだけでは“つまらない動画”と判断されて全然再生されないことがあるのだ。

 

PR動画でも「バズり」を生み出す方法

では、どうすればPR動画でも再生回数が回り、「バズり」が生み出されるのか。これは動画全体を100として考え、前半40を「クリエイターの普段の動画」、後半60を「商品の紹介」とするとよいと筆者は考えている。

 

ユーザーが面白くないと判断するほとんどは動画冒頭2秒~6秒時点である。したがってPR動画でも最初は普段どおりの動画作りにして後半で商品の紹介をする。そうすることで結果的に多くのユーザーにリーチが可能となるのだ。

 

最後に弊社で実施したCHILLOUTというリラクゼーションドリンクの事例を紹介する。この動画はまさに、前半はクリエイターの動画フォーマットに沿って行い、後半に商品の紹介を行っている。結果的に投稿から2週間で98万再生され、多くのユーザーにリーチすることができた(図表3参照)。


TikTokのアルゴリズムをハックし、ユーザーのインサイトに寄り添った広告・PRを提供することで、若年層にとってのテレビCMに替わる広告の時代がいままさに動き出している。

 

出典:https://www.tiktok.com/@boku_yome/video/7133541416340393218
[図表3]事例紹介:リラクゼーションドリンク「CHILLOUT」 出典:https://www.tiktok.com/@boku_yome/video/7133541416340393218

 

 

ささき こうた

株式会社TORIHADA

プランナー

 

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