(※写真はイメージです/PIXTA)

松田文雄氏の著書『「心の育ち」と「自分らしさ」―子育てと自戒―』より一部を抜粋・再編集し、「ほめるしつけ」「応用編のしつけ(我慢すること、待つこと、諦めることについて)」についてみていきます。

子どもに説明する「我慢すべき理由」例

たとえば、「急に目についたおもちゃを買ってあげると、いつでも駄々をこねればほしい物がすぐに手に入るということになって、それはあなたにとってよくないことだと思うから、だから今日は買いませんよ。我慢しようね」と言ってみてはどうでしょう。

 

きっと子どもはその言葉をなかなか受け入れないでしょうね。

 

わが子に説明するために、我慢しなければならない理由を日頃から一生懸命考えておいてください。我慢の理由を説明したとしても、子どもはそれでもなかなか諦めないでしょう。

 

生まれてから現在まで過去のデータを掘り起こし“こうすれば買ってもらえるかもしれない”という作戦に出ます。これは生き抜いていくために重要な作戦です。

 

 

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松田 文雄

東海大学医学部医学科卒業後、国立精神神経センター診断研究部流動研究員などを経て、東海大学大学院医学研究科修了。

現在、医療法人翠星会松田病院理事長・院長。精神科・児童精神科医師。

医学博士。精神保健指定医。日本精神神経学会専門医。日本精神神経学会指導医。子どものこころ専門医。

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『「心の育ち」と「自分らしさ」―子育てと自戒―』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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