【週刊・稲盛和夫語録】7月25日の金言「ネガティブ」か「ポジティブか」

7/25〜7/31の箴言

【週刊・稲盛和夫語録】7月25日の金言「ネガティブ」か「ポジティブか」

疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、7月25日〜7月31日の言葉を紹介します。

25日…ネガティブかポジティブか

自分が置かれた環境をネガティブにとらえて、卑屈になり、恨みつらみを募らせていくのか。それとも、困難な要求を、自分を伸ばしてくれる機会として、ポジティブに受け取るのか──。いずれの道を取るのかによって、行き着くところが大きく異なってしまうのは、仕事も人生も同様です。

26日…素直な心がもたらすもの

感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親であるかもしれません。自分の耳に痛いこともまっすぐな気持ちで聞き、改めるべきは明日といわず、今日からすぐに改める。そんな素直な心が私たちの能力を伸ばし、心の向上を促します。

27日…欲望から感謝へ

おのれの欲望を抑圧して我慢するのではなく、今あるものに対して感謝の心を持つことだ。今ここにこうしてあることをありがたいと思い、それに感謝できることは、心が豊かで充実しているという証である。欲望から感謝へ──そのような心の転換が今、世の中に必要なのではないだろうか。

28日…感謝の言葉

「ありがとうございます」という感謝の言葉が心から自然に発せられるようになれば、人は謙虚になれる。同時にこの一言は、周囲の人をも和ませる。

29日…社会をよくする道

現代の混迷した社会を思うとき、私たち一人ひとりが、どのような環境に置かれようとも自らを磨き、人格を高めようとひたむきに努力し続けることが、一見迂遠に思えても、結局は社会をよりよいものにしていくと信じています。

30日…世界に誇る日本へ

一人ひとりの日本人が、利他の心を持ち、世のため人のために尽くそうと思い始めるとき、日本は本当に素晴らしい国になれるのだと思います。

31日…人生の宝

つらいこともあった、楽しいこともあった、いろんなことがあった。それらのことに遭遇しながら生きてきて、どういう魂になったのか。それが人生の宝であり、人生の目的ではなかろうか。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

稲盛 和夫

致知出版社

京セラ、KDDI、JALという3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。その稲盛氏による待望の語録集が、一日一言(いちげん)として誕生しました。 「全身全霊を込め、あたかも魂をほとばしらせるがごとく話すことを…

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