今年2月、幻冬舎ゴールドオンラインにて取材記事が連載されると、その日からオンラインセミナーへの問い合わせが殺到。3月に販売を開始するや、3ヵ月後には完売御礼を出した投資商品がある。テンフィールズファクトリー株式会社の『コンテナファーム投資』だ。好評に応えて、第2弾「三重県多気郡明和町・16基」の販売をスタートする。「三重県いなべ市・44基」の発売から半年、市場関係者や流通店舗とのやりとりから見えてきたものがある。死角はなく、むしろ上方修正が必要だ──テンフィールズファクトリーの市川裕代表は胸を張る。

働き手たちの「農業ベンチャー」への関心の高まり

テンフィールズファクトリーから、「コンテナファーム投資」第2弾・16基の販売開始が発表された。場所は、第一弾の三重県いなべ市から車で1時間ほどの距離に位置する、三重県多気郡明和町。「幻の宮」といわれる斎宮があった場所として全国に知られる。最終的には3ヵ所に分かれて計75基のコンテナで設置され、一大しいたけ生産拠点が形成される想定だ。

 

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ご契約フロー

 

代表・市川裕氏(以降、市川)「いなべ市の44基が5月末に完売したとはいえ、まだまだ三重県でもしいたけは足りていないのが現状です。というのも、三重県は元々しいたけの栽培が少ない県で、他府県産のものを販売していることがほとんどでした。地産地消を推進すべく、当初予定していた名古屋への出荷は第2弾でまかなっていきたいところです。

 

さて、現地でしいたけの栽培・収穫・出荷、そして品質管理などの生産技術を担うのは、弊社の100%子会社のテンフィールズファームのスタッフです。その数は現在8名ですが、44基がフル生産を開始した時点では最低30名は必要かと思います。

 

マンパワーについてはあまり心配しておりません。というのは、雇用創出を期待する現地労働力に期待できますし、それ以前に今、農業をやりたい若者は私たちが考える以上にたくさんいるからです。

 

テンフィールズファーム株式会社代表・澤村雄二氏

 

話が少し横道にそれますが、今、農業系の大学を卒業した学生さんの就職先が少ないことが問題となっているようです。特に、弊社のような農業ベンチャー系企業となると数えるほどしかありません。何を隠そう、新卒採用の場面では弊社よりファームの方が人気が高く、すでに農大卒3名に内定を出しました。こうした『人』の面ひとつとっても、農業投資の将来性の高さが垣間見える気がします」

今後、「キャピタルゲイン」も得られる構造に

市川「新規の事業に参入する場合、いざフタを開けてみると構想と現実が大きく食い違っていたり、想定外の壁の出現に行く手を阻まれたりすることがよくあります。しかしコンテナファームに関してはすべてが順調、いや当初の計画を上回る市場のリアクションに、練りに練ったスキームの見直し(上方修正)が必要となりつつあります。

 

(三重県いなべ市・コンテナ内の様子)
コンテナ内に広がる菌床 (三重県いなべ市・コンテナ内の様子)

 

私たちの想像をはるかに上回っていたのが、しいたけの売れ行きです。三重県の場合は特にしいたけ農家の絶対数が少なく、『地産地消』の困難であった地域のため、乾いた地面に水がしみこむように受け入れられました。バイヤーさんとの商談成立はかなりの高確率。『扱いたい』『もっと欲しい』という要請に、逆にプレッシャーを感じる日々が続いています。

 

生産技術面でも革新が見られました。歩留まりが向上したのです。コンテナ内の収納棚の配置を変え、段数を増やし、さらに固定棚を移動式にすることで収穫量を大きく増やせることがわかりました。それをもとに購入者の収支シュミレーションを再計算してみると、将来的には現在の利回りの1.3倍くらいまで確保できる見通しが立ってきました。

 

もともと、リスクヘッジのために必要以上に手堅く求めたスキームと収支計画だったので、投資家さんへの還元の余地は十分にあると考えていました。現実は期待以上。生産力を増強したコンテナファーム価格は、早晩引き上げることになるでしょう。そうすることで購入者の皆さんは、菌床買取りによるインカムゲインに加え、コンテナ価格上昇によるキャピタルゲインも得られるようになります。

 

また、インフレが起きても対応できるという特徴もあります。太陽光発電を例にとると、PPA(第三者所有)モデルやFIT(固定価格買取)制度といった素晴らしい仕組みにしっかり守られていますが、インフレには勝てません。貨幣価値が落ちれば収益は目減りしてしまいます。

 

しいたけの場合はインフレに呼応して値段も上がるので、収支構造が大きく狂うことはありません。この投資商品の隠れた魅力といえます」

しいたけだけではない…コンテナファーム投資の今後

市川「最後に、コンテナファームの今後の展開についてお話しします。しいたけ生産者としての私たちのポリシーは、『地産地消』に貢献することにあります。あくまで地産地消をベースに、各都道府県での全国展開を考えております。しいたけ需要に供給が追い付かない地域をマーケティングしたうえで、土地を確保し、コンテナを設置し、投資家を募る。すでに引き合いはあちこちから舞い込んでいます。

 

しいたけはベストな選択にちがいありませんが、生産物は何もしいたけに限りません。コンテナはそれ自体が一つの外界から隔離された農業用コンテナ温室。外気温や湿度、生育環境などは自由に設定できます。しいたけの次はいちご、その次はミニトマトなどを候補に、今からスキーム作りを進めています。場所の制約もなく移動も簡単なので、海外への展開も十分視野に入れています。

 

いなべ市での包装の様子
いなべ市での包装の様子

 

2月に5回、今回は3回の計8回にわたり、コンテナファーム栽培の説明をさせていただきました。おおよそのところはご理解いただけたと思います。誌面の都合で割愛しましたが、出口戦略や生産現場などの情報は前回の連載をご参照ください。

 

また、投資の詳細については、9月12日午前11時から開催のオンラインセミナーにて詳しくご案内します。さまざまな質問にお答えしますので、是非ご参加ください。

 

農業投資ほど価値ある投資はありません。そして投資をするなら今をおいてないと、私は絶対の自信を持っていえます。この機会に『コンテナファーム投資』を是非ご検討ください」

 

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取材・文/平尾俊郎 撮影/菅慎一(人物)
※本インタビューは、2021年8月11日に収録したものです。