知らずに借りると返しきれない?金利タイプのポイント
星子さん ふと気がついたんです。固定金利とか変動金利とか、知っているようで実はよく知らないなって。たとえば変動金利だったら、いつ変動するのかとか…。
西澤さん 金利タイプは大きく分けて変動金利型と固定金利型です。それぞれにメリット、デメリットがあるんですよ。
星子さん 変動金利型の場合はどんなことでしょう?
西澤さん 現在は固定金利型に比べて金利が低く、当面の返済額が少なくなることがメリット。でも、金利が上昇すれば返済額も増え、元金が減りにくくなるため繰り上げ返済の予定が立てにくいなどのデメリットがあります。
星子さん では固定金利型は?
西澤さん 全期間固定金利型なら、完済まで返済額が変わらない安心感がメリット。でも、変動金利型より金利が高めなのが難点ですね。
星子さん なるほど。
西澤さん この2つの金利タイプをもとにしてさまざまなバリエーションがあるんです。これから紹介していきますね。
【ここがポイント!】
Point 01 金利タイプは大きく分けて「固定金利型」と「変動金利型」の2つ。この基本を把握しよう。
Point 02 固定金利型と変動金利型、それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで借りよう。
Point 03 金利タイプには、他にもさまざまなバリエーションがある。
金利が急上昇する可能性もある「変動金利型」
<変動金利型>の仕組みと知っておきたいポイント[図表2]。
西澤さん 一般的な「変動金利型」は半年ごとに金利が、5年ごとに返済額が見直されます。5年間は元金と利息の割合を調整して返済額が変わらないようにしていますが、金利が急上昇すると返済額の中で利息が払いきれず、未払い利息が発生する可能性があります。
西澤さん また、返済額が見直される際、「これまでの返済額の125%が上限」というルールがあり、返済額の急増は抑えられますが、利息の支払いが優先されているため未払い利息発生のリスクがあります。
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