世界各国の調査機関が長期的な経済成長に太鼓判を押したことで、大きな注目を集めているフィリピン株式市場。上場している企業のうち、代表的な30社で「フィリピン総合指数(PSEi)」は構成されている。本連載では、フィリピン市場に特化した金融情報サイト『フィリピン株.com』のなかから一部を抜粋し、フィリピン総合指数に選ばれている企業を紹介していく。

AEV…エネルギーから金融まで手掛ける持ち株会社

Aboitiz Equity Ventures, Inc.(AEV)

 

【会社概要】

 

多角経営会社。子会社を通じて、発電・配電、銀行・金融サービス、食品製造、土地・インフラ・建設・造船などを手掛ける。

 

【業績】

 

【B/S】

 

【投資力レーダー】

 

【最新NEWS】

 

昨年買収した飼料メーカーのGold Coin Management Holdings Ltd.に、今後2~3年で最大2億ペソを投資、工場の拡張やグループへの統合効果などを向上させる見通し。

 

ボホール空港の大規模拡張プロジェクトに参画。新空港によりパングラオ島の観光産業は大きな飛躍を遂げるとみられる。

 

 

AP…水力発電を中心に展開する電力事業大手

Aboitiz Power Corporation(AP)

 

【会社概要】

 

水力発電会社。1998年、アボジスグループの電力関連サービスへの投資の持株会社として設立。 2007年7月に株式公開。Aboitiz Renewables、Inc.(ARI)およびTherma Power、Inc.(TPI)はAPの完全子会社。ルソン島、ヴィサヤおよびミンダナオの合計18の都市および地方自治体をカバーする。

 

【業績】

 

【B/S】

 

 

【投資レーダー】

 

【最新NEWS】

 

Ayala GroupのAC Energの株式50%を1億米ドルで取得する見通しと現地メディアが伝える。


米国証券取引委員会(SEC)に対し、100億ペソ相当の債券発行を届け出。第4四半期に一般向けに売り出す計画。完全子会社であるThema Powerの財務バランス改善に充当させる考え。

 

Philippine Geothermal Production Company, Inc.(PGPC) と、Tiwi、MakBanでの地熱発電の開発と供給を行うことに合意した。PGPCは6年間に12の掘削を行い、同地域での蒸気利用率を20%向上させる計画だ。

 

 

 

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