直近、欧米先進国はインフレ対策のために大幅な利上げを行い、日米の金利差はリーマンショック前の水準近くまで広がりました。長く続いた「金利差のない時代」の終焉を機に、投資家はその資産ポートフォリオをどのように見直すべきでしょうか。群馬FP事務所の代表でCFPの松田聡子氏が、為替相場とも密接に関係する金利にフォーカスし、「金利差の時代」の資産運用について解説します。

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22年以降、再び拡大に転じた日米金利差

長期金利を0%程度で維持する「超低金利」政策を続ける日本に対し、アメリカをはじめとする先進諸国はインフレ対策のために22年以降続々と利上げを実行し、「金利差」が明確になりつつあります。

 

まず、日本とアメリカの金利差について、簡単に流れを振り返ってみます。

 

90年代のバブル崩壊以後、日銀は景気の底上げを図る目的で大規模な金融緩和を行ったため、2000年代初頭まで日米の長期金利差は6ポイント超にまで拡大。その後2008年までは3ポイント前後の差で推移します。しかし、2008年のリーマンショックを機にアメリカを含む世界各国が「ゼロ金利政策」に転換して以降、日米の金利差は縮まり、その差は1~2ポイントの間で推移しました。

 

こうした「金利差なき時代」が10年ほど続いた後、再び金利差の拡大傾向が見え始めたタイミングで2020年にはコロナショックが勃発。直後にアメリカが利下げを行ったことで日米の金利差は再び1ポイント程度まで縮小します。

 

ところが、2022年からアメリカはインフレ対策のために急激な利上げに転じ、日米の金利差は4ポイント程度まで開きました。FRBのパウエル議長は23年8月25日のジャクソンホール会議で、金融引き締め維持を表明しています。

 

日本で若干の利上げがあったとしても日米の金利差は簡単に縮小するとは考えられず、今後しばらくは、再び「金利差の時代」が続くものと考えられています。

 

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日本と他先進国の金利差が広がる状況下、投資家にはどのような行動が求められるのか

アメリカ以外の先進諸国も金融引き締めの政策を採っており、23年現在、たとえば日独間の長期金利差は2.5ポイント、日英間では3.5ポイント程度になっています

 

このように、日本と先進国全体との間で金利差が広がっている状況下において、投資家には、どのような投資行動が求められるのでしょうか。

 ※財務省『債務管理リポート2023 債務管理政策の現状』より

資産ポートフォリオの見直し

金利をはじめとする経済状況がどのように変わろうと、資産形成の成功には分散投資が欠かせませんが、資産ポートフォリオには若干の見直しが求められます。上にみた「金利差の時代」における各資産クラスの今後のパフォーマンスの見通しを見ていきましょう。

 

〈株式投資の見通し〉

金利上昇は一般的に株価を下げる要因となりますが、アメリカの株価は上昇傾向にあります。アメリカ株の上昇に伴い、日本株も堅調に推移しています。

 

ただし、金利の上昇が続くと、企業業績はいずれ頭打ちになるはずです。そうした環境下、今後も株価が上がり続けると考えるのは、あまりに楽観的といえるでしょう。

 

現状、株式投資で含み益がある場合は、利益確定のタイミングを見据えたいところです。

 

〈債券投資の見通し〉

アメリカの金利上昇を受け、国内債・米国債とも既発債の市場価格は値下がりしています。直接債券を売買する場合、利上げが停止となる(金利のピーク)タイミングで買付できれば高リターンを期待できます。

 

現在の高金利を目的に、利払いを受けながら満期まで保有するのは戦略の1つといえるでしょう。ただ、米国債を買う場合は為替変動に注意が必要です。今後、為替が円高ドル安方向に変動すれば、為替差損を被るリスクがあるためです。

 

〈外貨投資の見通し〉

金利差の拡大で直接的な影響を受けるのは、外貨投資です。

 

2022年に再び日米金利差が拡大し始めて以降、急激に円安ドル高が進行していることは、多くの投資家が認識していることでしょう。そんな外貨投資で利益を得るカギになるのが、値幅(ボラティリティ)です。

 

FXを例に考えてみましょう。

 

FXによる利益をねらいにいく場合、値動きが激しいほどチャンスが膨らみます。一般的には、トルコリラや南アフリカランドのような流通量が少ないマイナーな通貨=流動性の低い通貨ほどボラティリティが高い傾向にあります。

 

それに対して、米ドルのようなメジャー通貨のボラティリティは低め。よって、「FXによる大きな利益はねらいにくい」というのが、基本的な姿です。ところが、23年6月の日銀レビューによれば、急激な円安ドル高の進行に伴い、ボラティリティの目安となる米ドル/円の日中値幅(最高値と最安値の差)は拡大しています

※2023年6月 日銀レビュー『2022年を中心とした最近の個人FX 取引』より

 

21年には、1日の値幅が1円を超える営業日はほとんどありませんでしたが、22年は1ヵ月のうち90%以上の営業日で1円超の値動きが観測されているのです。1円の値動きがあれば、単純計算で1万通貨あたり1万円の利益が見込めることになり、FXの投資妙味が高まっているといえます。

 

22年のFXの取引高が前年の2倍以上に増えていることからも、多くの投資家がFXのような外貨投資にチャンスがあると考えていることは明白です。

 

現在のように米ドル/円の値動きに明らかな上昇トレンドがみられるときは、順張りで押し目のロングをねらうようなシンプルな戦略が、比較的リスクを抑えつつ、高い勝率を期待できる投資手法になるといえるでしょう。

 

群馬FP事務所・代表 
松田聡子(CFP)
 

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“機械的”に「トレードルール」を徹底…FXによる資産形成をサポートする『トライオート』

日本と欧米先進国の金利差の拡大と外国為替市場ボラティリティの拡大に伴って、投資妙味が増しているFX。


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FXでコンスタントに利益を挙げるためには、「トレードルール」が決定的に重要ですが、『トライオート』では、投資家自身が設定したトレードルールに基づき、システムが自動的にFX取引を実行します。


「含み益がどこまでいったら利益確定をするのか」

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FXで利益を上げている投資家の多くが、取引開始前にこうしたルールを設定しています。想定外の相場変動があった際にも、感情を排し、上記のようなルールを厳格に守ることが、FXによる「負け」の要因を排除することにつながります。


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高いカスタム性で、相場予想、売買アイデア、リスク管理をルール化する『ビルダー』
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