株式投資で勝つ人もいれば負ける人もいる…。誰もが前者の「勝つ人」になりたいのは当然ですが、負けるのはどのような人なのでしょうか。株式投資に詳しい川合一啓氏によれば、それは「無知な人」、「欲に駆られた人」、「恐怖でパニックになった人」なのだといいます。そこで本記事では、「無知」「欲」「恐怖」という3つのキーワードに焦点をあてて「株に負けてしまう人」の特徴を解説します。
欲・無知・恐怖…株式投資で負けてしまう人の特徴を表す「3つのキーワード」【プロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

キーワード1 「無知」…無知な人は負ける

株式投資で負ける人としてまず挙げたいのは、無知な人です。株式投資とは基本的に、安く買って高く売ったり、良い銘柄を買って配当を得たりする、「知的なゲーム」だといえます。

 

そのため、株価やビジネスを評価するための知識や、それに関連する技術や経済全体に対する知識が必要になります。それらを知っていることと知らないこととには、大きな差があるのです。

 

そして、それらを知らずにただゲームに参加しているだけの人は、やはり負けてしまうでしょう。無知であるにも関わらず株式投資をするのは危険なのですが、そういう人は実際に存在します。

 

例えば、株主優待にばかり気を取られて配当利回りなど考えなかったり、PERやPBRが何なのかを知らなかったり、決算短信や有価証券報告書を読めなかったりする人がいます。

 

そういう人は、その時点で明らかに不利になっているといえます。そしてそういう人は、逆にそれらの知識を持っている人にとってありがたい存在となるでしょう。各銘柄を評価できず、過剰に安い株価で売り、過剰に高い株価で買いがちな、絶好の売買相手といえるからです。

キーワード2 「欲」…欲に駆られた人は負ける

また、欲に駆られた人も、株式投資で負ける人だといえます。前述のとおり株式投資は知的なゲームであり、無知な人は負けてしまうのですが、知識だけでも勝てません。それに加えて、自分の欲望をうまくコントロールすることも重要だといえるのです。

 

欲に駆られた結果としてしてしまうおかしな売買には、いくつものパターンがあります。

 

・安く買ったからこそ含み益が得られている銘柄を、値上がりしたからといって高い値でさらに買い増してしまう。

・保有していない株価急騰銘柄を見つけ、うらやましくなって何の分析もせずに自分でも買ってしまう。

・含み益も十分、株価も十分に割高なのに、根拠もなくさらに上がることを期待して持ち続け、結局値下がりしてしまう。

・「人気企業の株主になりたい」という気持ちだけで、その企業の株価も業績も分析せず、異常な高値で買ってしまう。

・早く、多く儲けたいと思うあまり、ハイリスクな信用取引に手を出して失敗して、破滅してしまう。

 

欲を持って株式投資をする人が普通ですが、それをうまくコントロールできない人もまた、株式投資で負ける人なのです。