子どもの英語力を伸ばす「家庭で使える」英語教材

前回に引き続き、お金のかからない英語教育法を紹介します。今回は、家庭で使える英語教材の例を見ていきましょう。

名作アニメの字幕版など、親子で楽しめる素材を選ぶ

今回は、家庭で使える英語教材の例をご紹介します。

 

①英語読み聞かせCD付き絵本

 

『おさるのジョージ』『はらぺこあおむし』など、英語を原作とする絵本には、読み聞かせが収録されたCDが付いているものがあります。子どもが寝る前、英語絵本を見せながら、CDの英語音声を聞かせてあげましょう。最初は言葉が理解できなくても、絵を見ながら、話の内容を想像することができるはずです。

 

親も子どもと一緒に絵本を見ながら英語の音を聞いているようにしましょう。親も楽しんでいるということが、子どもに伝わるはずです。

 

②映画、アニメのDVD

 

小さい子どもが大好きな『きかんしゃトーマス』や『くまのプーさん』は、もとは英語のアニメです。もちろん英語のDVDがあります。

 

アニメやテレビを見始めるころは、子どもは英語か日本語かということは、あまり意識しません。画面に映るキャラクターの動きを、一生懸命追っています。そのキャラクターの行動とともに、耳に入ってくる英語を自然に吸収していくはずです。

 

ディズニーアニメにも、よい作品がたくさんあります。吹き替えではなく英語で話しているもので見せてあげるといいでしょう。字幕付きのものを一緒に見るようにすれば、大人は字幕で、まだ字の読めない子どもは英語の音を聞き、一緒に楽しむことができます。

 

また、『となりのトトロ』『魔女の宅急便』など、日本の名作アニメが英語化されていることをご存じでしょうか。親がかつて日本語版で見た懐かしいアニメを、子どもと一緒に英語で見てみるのもいいかもしれません。

 

③テレビの英語放送

 

NHKの子ども向け英語番組のほか、海外のアニメ番組に、二カ国語で放送されているものがあります。『くまのプーさん』『おさるのジョージ』など絵本でも人気の名作が、英語で放送されたことがありました。子どものお気に入りのアニメがあったら、ぜひ副音声が英語になっていないかどうか、確認してみてください。

 

また、家の中に英語環境をつくりたいならば、ぜひケーブルテレビや衛星放送を取り入れることをお勧めします。

 

海外アニメ専門のチャンネルがあり、子どもが夢中になれるアニメ作品を、いつでも英語で見ることができます。スヌーピーやトムとジェリー、ガーフィールドといった海外で人気の作品に接することもできて、外国人と話をするときに、共通の話題を持つことができるようになります。

英語の勉強を子どもの好きな「遊び」にする

④インターネットの動画

 

海外の放送局の中には、番組の一部をウェブサイト上で公開しているものがあります。インターネットで、「baby」「TV」といったキーワードで検索してみましょう。無料で視聴することができるものがあります。中には簡単なゲームが公開されているものがあり、物心つく前の子どもでも、親と一緒に画面を見ながら遊ぶことができます。

 

また、YouTubeのような動画公開サイトには、海外のさまざまな子ども向けテレビ番組がアップロードされています。子どもが電車に興味があるならば「train」「kids」、歌が好きならば「song」「kids」といったキーワードで検索してみましょう。子どもが好んで見ることができるような動画を、すぐに見つけることができます。

 

「言葉がわからないとつまらないのでは」と心配する必要はありません。日本語で見ていても、言葉を覚える前の子どもは、画面の動きや、聞こえてくる音やリズムだけで楽しんでいます。それを英語で行うことで、自然に英語の音やリズムに親しむのです。

 

⑤スマートフォンやタブレットPCのアプリ

 

親が普段持っているスマートフォンも、子どもが英語に触れるのに役立てることができます。アルファベットや単語を覚えたりする学習もあるのですが、物語を見ながら英語の音を聞いたり、ネイティブの子どもが使うような、英語のパズル、間違い探しなどで遊ぶのもよいでしょう。

 

また、家でタブレットPCを使っているのであれば、大人と子どもが一緒に遊ぶことができます。子ども用のアプリは、できるだけ英語の習得に役立つものだけにすることをお勧めしますが、「勉強だから」といって一生懸命覚えたり正解を探そうとしたりする必要はありません。

 

日本語のアプリを使うときと同じように、ごく自然に英語で遊ぶことが肝心です。無料で利用できるものが多数あり、有料でも数百円からと、低価格で遊ぶことができます。

 

気に入ったものができたら、子どものほうから「あのアプリで遊びたい!」とねだるようになるかもしれません。そのとき、子どもの中に「英語のアプリ」「日本語のアプリ」という区別はありません。ただ「自分の好きな遊び」として認識されているのです。

幼児英語教育研究家

ヒューストン生まれ。4歳で日本に帰国したのち、12歳でカナダへ。慶應義塾大学理工学部入学後、環境情報学部へ転籍。フランス語(第一外国語)、イタリア語(第二外国語)を学び、語学への理解を深める。卒業後は、日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社勤務、フリーランスで翻訳・通訳の仕事に携わるほか、日本の英語教育学者の第一人者である東京大学名誉教授の岡秀夫教授に師事。
現在は、敬愛大学でSkype英会話の講師を務めるほか、幼児英語教育研究家として子どもたちの英語教育に携わる。日本人男性との間にもうけた一女をバイリンガルに育て上げた。

http://life-produce.jp/

著者紹介

連載バイリンガルに育てるための「5歳までの英語習慣」

本連載は、2016年2月25日刊行の書籍『バイリンガルは5歳までにつくられる』から抜粋したものです。本書で紹介している書籍、DVD、アプリ、WEB動画等の各種コンテンツは、2016年2月のものであり、今後予告なく変更することがあります。

バイリンガルは 5歳までにつくられる

バイリンガルは 5歳までにつくられる

三幣 真理

幻冬舎メディアコンサルティング

グローバル化が叫ばれている昨今、世間では英語力が問われる風潮になりつつありますが、日本の英語力は依然として低いまま。 学校での英語教育も戦後間もない頃からのスタイルとほとんど変わらないのが現状です。 そのためか…

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