出産後も仕事を続ける母親にとって、最大の関心事とも言えるのが保育園選びかもしれません。今回は2児の母であり、保育士歴13年のキャリアを持つはるさんにインタビュー。保育士と保護者の両方の視点から見た保育園選びについてお話を伺いました。
現役保育士が本音で教える…後悔しない「保活」の進め方 ※画像はイメージです/PIXTA

【コペル育児ワールド】
今すぐ子育ての役に立つ「情報サイト」ほかの記事も読む>>>

(外部のサイトに遷移します)

認可保育園と認可外保育園の違いとは

保育園には、国の基準をクリアし認可されている「認可保育園」と「認可外保育園」があります。

 

1)認可外保育園

施設の広さや設備に関して国が定める基準を満たしていないため認可を受けていませんが、24時間保育を行なっていたり、英語や体育に力を入れていたりと、特色ある保育を提供する園も多く、保護者の多様化するニーズに対応しています

 

認可外保育園には最近増え始めてきた企業主導型保育園や、自治体が定めた基準を満たした保育園(東京都認証保育園や横浜保育室など)の他にも、院内保育園やインターナショナルプリスクールなどもあります。

 

2)認可保育園

「公立」「私立」「認定こども園」「小規模保育」に区分されます。認定こども園は幼稚園が担っていた”教育”と、保育園が担っていた”保育”の両方の機能を併せ持った施設です。

 

認可保育園は、保護者が働いている場合や病気、親族の介護にあたっているなどの理由で、自宅での保育が困難な場合に利用することができます。産休明け(生後57日)から小学校入学前まで利用でき、保育園によっては1歳からや生後6ヵ月からといった年齢制限があることも。認可外保育園は直接施設に申し込みをし、対象年齢に空きがあればいつでも利用ができます。

 

保活のスケジュール(4月入園の場合)

ここでは「認可保育園」に4月入園する場合の保活スケジュールをご紹介します。

 

1)入園希望前年の4月〜5月頃:保育園の情報収集

最初に行うのは保育園の情報収集です。これは入園希望の前年の4月、5月頃から始めましょう。まずはお住まいの自治体で配布している保育園マップで通える園や通いたい園をピックアップします。Googleマップなどを利用するのもおすすめです。認可保育園の入園選考は、家庭の状況に応じた点数で行われるので、ご自身の点数を把握しておくことをおすすめします。自治体の保育課や子ども課などに相談に行くと、希望保育園の入園最低点数を教えてくれるところもあります。

 

2)入園希望前年の6月〜10月頃:保育園見学

ある程度情報収集が進んだら、次は実際に保育園見学へ行ってみてください。多くの園で6月から10月頃まで見学を受け付けていますが、おすすめは早めの6、7月です。申請締め切りが近づく9、10月に見学をする方も多いですが、この頃は保育園の行事と重なることが多く、見学日が限られる上、希望日に通らないことも。ゆったりと余裕を持って見学するためにも、ぜひ早めに申し込んでみてください。

 

3)入園希望前年の11月頃:入園申請

4月入園の申請締め切りは、どの自治体も概ね11月になります。ですから入園希望の前年の11月までには保育園の候補を決めておく必要があります。

 

【コペル育児ワールド】
今すぐ子育ての役に立つ「情報サイト」ほかの記事も読む>>>

(外部のサイトに遷移します)