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地震が起きたときに取るべき対応とは
まず、住んでいる地域や住居の形態で地震の危険度は違います。たとえば、都心部なのか田舎なのか、断層の真上なのか、津波の危険がある海のそばなのか、土砂崩れの起きやすい崖の横なのか、あるいはマンションの上層階なのか下層階なのかによっても危険度は異なります。
①ハザードマップで危険度を確認
そこで、最初に取り組んでほしいのが、ハザードマップで自分の家の危険度を確認することです。津波の危険がある場所なら高台へ逃げるというように、地震が起きたときに取るべき行動がおのずとみえてくるでしょう。
②基本は頭を守る
また、実際に地震が起きたときの対応は、大人も子どもも変わりません。基本はまず頭を守ること。机の下に入ったり、寝ているときであるならば、布団を頭にかぶります。
③ブロック塀やガラス張りの建物から離れる
家の外にいるときに地震が起こった場合、ブロック塀やガラス張りの建物のそばからはすぐに離れましょう。かばんなどがあれば、それで頭を守ってください。
子どもと離れているときに地震が起こったら?
子どもが保育園や幼稚園、学校にいるときに地震が起こった場合、基本的には学校や保育園の対応を信じるしかありません。しかし、普段から取り組んでおけることもあります。
①学校や保育園・幼稚園の先生と連携
ひとつは、学校や保育園の先生と連携しておくことです。災害時のための先生と保護者の連携は、地域によって差があります。子どもの「引き渡しカード」を取り入れたり、災害時のお迎え可否の確認を行っている学校もありますが、そういった取り組みがない地域も少なくありません。地震が起きてからでは電話がつながらないことも十分考えられますので、平常時に、地震が起きたときにはどうしたらよいのか学校や保育園に確認して、防災マニュアルがどうなっているのか教えてもらっておくとよいでしょう。
②自宅以外で家族が集まる場所を決める
何かが起こった場合に、自宅以外で家族が集まる場所を必ず決めておいてください。広域避難場所が近くにあればよいですが、遠い場合は子どもがひとりでも行ける公園などを集合場所に決めて、実際に足を運んでおきましょう。
③通学路や活動範囲を一緒に歩く
子どもの活動する範囲を一度一緒に歩いて、ブロック塀など地震が起きたときに近づいては行けない場所などを確認しておくのも大切です。登下校中に地震が起きた場合に備えて、家へ戻るのか学校へ行くのか、判断する基準となる地点を決めておくとよいでしょう。
子どもがしっかりした危機管理意識を持てるかどうかは、親自身の意識が大きく影響します。普段から、しっかり声かけしてあげてください。