中国のYouTube「ビリビリ」が大暴落。全国人民代表大会開催が招く「異次元警戒ムード」にアジアの「テスラ」も大幅下落

中国のYouTube「ビリビリ」が大暴落。全国人民代表大会開催が招く「異次元警戒ムード」にアジアの「テスラ」も大幅下落
(画像はイメージです/PIXTA)

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏(Wells Global Asset Management Limited, CEO)が「香港・中国市場の今」を解説していきます。

香港ハンセン指数は3日ぶりに反落

ハンセン指数 20,534.48 pt (▲0.33%)
中国本土株指数 6,912.28 pt (▲0.36%)
レッドチップ指数 4,112.21 pt (▲0.28%)
売買代金1,277億1百万HK$(前日1,057億8百万HK$

 

7日の香港市場は全国人民代表大会が開催されるなか、政策動向を見極めたいとの意向から方向感の乏しい展開となった。

 

中国貿易統計の内容も嫌気された。中国税関総署が昼頃に発表した1-2月の貿易統計は輸出・輸入ともに大きく低下したことで内需、外需の弱さが示唆された。発表を受けてハンセン指数は午後に下げに転じ、ハンセン指数は前日比0.33%安と3日ぶりに反落した。


ハイテク株で構成されるハンセンテック指数は前日比1.31%安と反落、IT・ネット株や自動車関連が下げに転じ、動画配信のビリビリ(9626)は5.4%安、人工知能のセンスタイム(0020)は4.9%安、電気自動車メーカーの小鵬汽車(9868)は4.5%安と下げた。


不動産関連株も軟調な動きとなり、不動産株で構成されるハンセン不動産指数は同1.76%安と反落。不動産開発の碧桂園(2007)は3.9%安、龍湖集団(0960)は3.6%安、不動産サービスの碧桂園服務(6098)は1.7%安だった。

 

中国本土株市場は上海総合指数は前日比1.11%安の3,285.10と続落、CSI300は同1.46%安の4,048.85だった。

 

長谷川 建一

Wells Global Asset Management Limited, CEO/国際金融ストラテジスト<在香港>

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
TOPへ