写真提供:えぬぷらす一級建築士事務所

知られざる「日本の住宅とその性能」について焦点をあてる本連載。今回のテーマは、寒すぎる日本の家を暖かく改修する方法。実はいまが改修の大チャンスだといいます。みていきましょう。

空室リスクを減らすためにも、賃貸住宅でも検討したい

賃貸住宅を所有しているオーナーにも、この制度の活用をお勧めしたいと思います。これからも空き家率がまだまだ上がることは間違いなく、賃貸住宅経営において、空室リスクは悩みの種だと思います。

 

古い賃貸住宅は、「寒い!」という理由で敬遠されがちです。特に最近の若い世代は、高断熱住宅の実家で育った方が増えてきており、古い賃貸住宅に入居して、あまりの寒さに驚くケースが増えてきているようです。窓を高断熱化するだけでも、快適になる上に、冷暖房光熱費の削減につながるので、空室リスクの低減につながります。

急がないとあっという間に予算消化で終了の可能性も

この制度を利用する場合は、【図表6】のように、令和5年12月31日までに工事請負契約を締結するとともに、工事も完了する必要があります。ただし、今までにない非常に高い補助率の制度であるため、あっという間に予算が消化されてしまう可能性が高いと思われますので、早めの検討をお勧めします。

 

【図表6】
【図表6】

 

ぜひ、この機会を活かして、冬暖かく夏涼しい、健康・快適・省エネな住まいを実現していただきたいと思います。

 

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