遊んだおもちゃは出しっぱなし、収納棚はいつもぐちゃぐちゃ。どうしてうちの子は片付けができないのかしら……。そんなお悩みを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。なぜ子どもは片付けが苦手なのか、どうしたら片付けが習慣になるのか。そんな気になるテーマについて片付けプロ養成スクールの校長としてSNSやメディアでも活躍中のみくろママさんに解説していただきました。
子どもに「片づけ習慣」を身につけさせるコツ、4つ【収納アドバイザーの解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

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子どもが片付けられない理由とは?

子どもが片付けられない理由①:快適さを知らない

多くの子どもは、片付けることでスッキリ気持ちが良くなるとか、探し物のない状態の快適さなどを知りません。

 

子どもが片付けられない理由②:収納方法が複雑・物が多い

そしてご家庭の中でどこに何をしまうといった物の定位置が決まっていなかったり、逆に収納方法が複雑すぎたり、物が多すぎたりする場合などは、片付ける気持ちが失せてしまいますし、片付け切ることができません。

 

子どもが片付けられない理由③:強制や命令で子どものやる気を奪う

また、多くの親御さんがやってしまいがちなのが「早く片付けなさい」という強制や命令の声かけや「どうしてできないの?」「何度言ったら分かるの?」といった人格を否定するような声かけ。これらは子どものやる気を奪うだけではなく、子どもの心を傷つけることにもなるので注意が必要です。

 

子どもが片付けられない理由④:家庭内の価値観や習慣

そして最後に、親御さんの考え方や価値観の問題。物を大事にする理由を「高かったから」「誰々さんにもらったから」という親側の都合で押し付けてはいないでしょうか。また、そもそもご家庭の中に片付ける習慣がなければ、いくら言っても子どもは片付けることができません。

 

片付け習慣は0歳から

子どもの片付け習慣は、基本的には観察学習によって身に付いていくものです。子どもは首が座った頃から親のことを目で追っています。オムツやおもちゃを定位置から出して戻すという秩序ある習慣が送られている場合は、それを見て学んでいきます。

 

そして、できるだけ早い段階から片付けの仕組みを作っておくことも大切。乳児の時というのは親御さんもお世話で忙しいので、どうしても1つのカゴなどにボールもぬいぐるみもブロックも全部投げ込むというような収納方法を取りがちです。ここをせめて3分類にしてみてください。ぬいぐるみのおうち、ボールのおうち、ブロックのおうちなどに分けてあげて、子どもが指でつまむという作業ができるようになったら一緒に遊びながら戻していきます。

 

産まれてからは時間もありませんから、できれば出産前に簡単な収納の仕組みが作れておくといいかもしれませんね。

 

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