(※写真はイメージです/PIXTA)

精神保健福祉士・野坂きみ子氏の著書『仕事で悩む若者は適応障害なのか』より一部を抜粋・再編集した本連載。ここでは、多くの若者がメンタルクリニックで身体症状を訴えている実態について見ていきます。

若者の「働く様相」が変わってきている?

もちろんメンタルクリニックを訪れるのは若者だけではありません。

 

年長者の場合は比較的理由がはっきりしています。しかし始まったばかりの仕事で、具合が悪くなるほどイヤになるなんてことはあったでしょうか。昔から3日で辞める人はいました。

 

今の若者は、昔のように「バカヤロー、こんな仕事してられるか!」と捨て台詞を吐いて辞めて行くなんてことは考えられません。何かどうも今までと同じようには考えられません。若者の働く様相が変わってきています。

 

年長者も若者の働く意識や態度が変わってきたなとは思っているのですが、なかなかそんなことも表立って言えません。その変わってきたなという感じ方に触れ、何が変わってきたのか垣間見てみたいと思います。

 

 

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野坂 きみ子

1958年、札幌生まれ。
大学卒業後、精神科病院、リハビリ病院、総合病院、一般病院と30年余り病院の医療福祉相談員として働く。その後3年間、ハローワークで障害者就労支援の仕事をする。現在メンタルクリニック勤務。精神保健福祉士。北海道大学大学院社会システム科学博士後期課程中退。

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『仕事で悩む若者は適応障害なのか』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。

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