(※写真はイメージです/PIXTA)

よく「万が一のリスクに備えて保険に入っておくべき」といわれます。しかし、「保険は家の次に高い買い物」といわれ、本当に必要なのか、慎重に吟味しなければなりません。本記事では、CFPの小宮崇之氏が、これまでの「保険の常識」に一石を投じる著書『保険の選び方・見直し方 今の保険、このままでいいの?』(ビジネス教育出版社)から、本当に必要な保険だけを選ぶコツ、保険を見直す際のポイントについて解説します。

「重複して入っている保険」を洗い出す方法

もし今、重複して入っている可能性があると思った方は、すぐに保険証券を確認する、あるいは保険会社に電話をして契約の有無を確認することをお勧めします。

 

一方、生命保険は重複して保険に入っていても、それぞれの保険会社から保険金を満額もらうことができるので、無駄になることはありません。

 

しかし、無駄にならないがために過剰に入っていれば、それが家計に大きなダメージ与える要因になっているかもしれません。実際、生命保険の入りすぎによって家計が破綻したというケースは珍しくないのです。

 

そうしたリスクを避けるためにも、定期的に生命保険の保険料を確認することをお勧めします。具体的には、「この保険はこのまま入っておいた方が良いか、それとも見直すべきか」を、毎年1回は一覧表をもとに自らチェックしましょう。

 

重要なのは、「自らチェックする」ことです。というのも保険会社や代理店に見直しを相談しても、新たな保険の提案をされるだけで、決して保険料の削減には繋がらないからです。

 

もし「自分で見直しするのは難しい」ということであれば、FPの有料相談を利用するのも1つの方法です。ただし、FPの中には保険販売をビジネスにしている人もいるので、新たな保険提案をされてしまうリスクがあることに注意が必要です。それでも面談に費用をかければ、それなりに適切なアドバイスを受けられる確率は高まるはずです。

 

ここからは個人的な見解ですが、「信頼できる保険代理店の人を見つけ、その人に損害保険と生命保険を合わせて任せるのがベターだ」と、私は考えています。

 

理由は、代理店の人にとって生命保険の契約が取れなくても、損害保険の契約で収益を得ることができる。つまり、強引な生命保険の勧誘リスクを避けることができるからです。

 

今や生保・損保の垣根が低くなり、誰もが多種多様な保険商品を販売できる時代なだけに、自分で保険を見直すのは難しいかもしれません。だからこそ「信頼できる保険代理店の担当者」を見つけて、その方に相談するのがベターなのです。

 

 

小宮 崇之

株式会社コミヤ保険サービス

代表取締役社長

 

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