(※写真はイメージです/PIXTA)

株式投資において、銘柄選びは避けては通れません。ではどのように投資する銘柄を選べばよいのでしょうか。本連載では、「オリコン」等の上場企業の大株主であり、個人投資家として100以上のプロジェクトを創出してきた嶋村吉洋氏が、さまざまな投資家との共著である『高配当株と円安株で月15万円稼ぐ! 億り人がやっている(秘)投資法』(宝島社)から、銘柄選びのコツや留意すべきポイントについて解説します。

個人投資家が大きな損失を出さないようにするコツ

さて、市場で圧倒的な支配力を持つ会社といえば、国内ではサイバーエージェント(4751/[図表4])やリクルートホールディングス(6098)などの名前が挙げられるでしょうか。

 

「株探」(https://kabutan.jp/)より
[図表4]サイバーエージェントの株価推移 株探より

 

両社とも現状の株価は低迷していますが、いずれは戻りがあると期待しています。

 

同様に、医療系プラットフォーマーのエムスリー(2413)も楽しみな銘柄です。

 

現在のバリュエーションは少々高すぎるような気がしますが、いずれ私が思う適正な株価になると思いますので、気長に待ちます。

 

今日の円安・株安状況で、一喜一憂する必要はない

ここまで述べてきたように、投資は焦らず、気長にやることが基本だと思います。長い時間待てることは、個人投資家の強みです。

 

機関投資家やファンドマネジャーは短期で結果を出さなければならないので、ギリギリのところで勝負をかけます。その結果、大きな損失を出すことがあります。

 

それに対して、私のような個人投資家は、相場が悪いときには好きなだけ休めば良いと思うのです。

 

ファンドマネジャーが運用するアクティブ・ファンドより、市場に連動したパッシブ・ファンドのほうが長期的に見てパフォーマンスが良いというのは、有名な話ですしね。

 

そう考えると、今日の円安・株安状況で、一喜一憂する必要もないということになります。

 

為替・株価だけでなく、もう少し広い視野からそれぞれの会社の「業界での競争力」を見て、その支配力が変わっていなければ、円高だろうが円安だろうが関係ないと考えます。

 

わかりやすい例でいえば、コカ・コーラ(KO)は配当が3%くらいですが、株価の値上がりを勘案すると年間8%くらいになるといわれています([図表5])。

 

「株探」(https://kabutan.jp/)より
[図表5]コカ・コーラの株価推移 株探より

 

市場における圧倒的な支配力を持った商品を扱っていると、好不況に関係なく、インカム、キャピタル、どちらでも儲けられる可能性があるということです。

 

今後、コカ・コーラのような企業が新たに誕生するかもしれません。そういった第2、第3のコカ・コーラのような会社が現れたら、私は全力買いをするつもりです。

 

そして、それによって得た資金全額を、仲間との活動に使おうと考えています。

 

 

嶋村 吉洋

投資家

映画プロデューサー

ワクセル主催

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