(※写真はイメージです/PIXTA)

コンサルタントである松本繁治氏の著書『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』より一部を抜粋・再編集し、日本の「海外からの労働者の確保」における問題点を見ていきます。

“労働者が不足している”は間違った考え

確かに数値データだけを見ると、労働者不足は現実的に発生しているが、賃金を上げれば比較的簡単に労働者を確保できる。特に中小企業では賃金を上げにくい状況下であるため、賃金を上げる事は大変難しいが、賃金を上げれば労働者を確保し易くなる事を忘れてはいけない。

 

それから3Kと云われる職種も敬遠されがちではあるが、賃金を高くすれば、労働者を集められる可能性は高まる。また農業については確かに汚くてキツイ面もあるが、土いじりをする事が楽しいと感じる人も多く居る事を把握しておく事も必要だ。

 

またパートや非正規労働者等の低賃金の労働者を前提とした業態が増えている事が根本の問題点である。人件費が安くなければ、コンビニやドラッグストア等の店舗は減るであろう。

異文化コミュニティーが作られ、犯罪の温床になり得る

先にも述べたが、急激な外国人の受け入れは、沢山の異文化コミュニティーが作られてしまう。

 

小さい規模での異文化コミュニティーは我々にとって良い刺激にもなり受け入れる事も可能だが、それが行き過ぎると社会の問題になってしまう。その異文化コミュニティーが大きくなり過ぎ、影響力を発揮してしまうと、日本人にとって住みにくい地域になったり、また最悪の場合は犯罪の温床になってしまう。

 

日本人が住みにくくなってしまう様なコミュニティーが作られる程の外国人の受け入れは、是が非でも避けたい。

 

 

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松本 繁治

ルイジアナ州立大学工学部卒、同大学大学院中退。

日米の製造メーカに勤務後、外資系IT企業や外資系コンサルティング企業にてコンサルタントとして10年以上の活動を行う。一時期、家業である製造メーカで経営を支援。

2009年以降は独立してコンサルティング活動を継続中。

※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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