(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資に興味があっても、「まとまった資金がない」「運用が難しくてリスクも高い」といった理由から、あきらめている人は多いのではないでしょうか。なにかとハードルが高いと思われる不動産投資ですが、近年では一口1万円~数百万円の少額から始められる不動産投資として、「REIT(リート)」「不動産小口化商品」「不動産クラウドファンディング」が注目されています。「これなら始められるかもしれない」と思う人もいるでしょう。ただし、少額といえどもリスクのない投資は存在しません。始める前に、それぞれの特徴や違いについて理解しておきましょう。そこで今回は、この3つの少額不動産投資について学んでいきましょう。

「不動産クラウドファンディング」はスマホで完結

スマホやパソコンを使って、インターネットから不動産を選んで投資することができるのが「不動産クラウドファンディング」です。手軽に投資できることもあり、最近では注目度が高く、数分で募集が終了してしまうファンドもあります。一口1万円から始めることができる商品があるのも魅力です。価格の変動も小さく、景気に左右されにくいので、リターンは比較的安定しています。

 

物件の運用・管理は不動産事業者が行い、賃料や売却などの運用益は投資家に分配されます。手軽に行える投資ですが、注意しなければならないのは、投資家に物件の所有権はなく、基本的に満期までは売却できないことが多い点です。とはいうものの、1万円から投資でき、インターネットで完結する不動産投資ができるのは、不動産投資初心者でも無理なく始めることができるといってもいいでしょう。投資する物件も選べ、運用・管理に手間がかからない手軽さも魅力といえます。

 

出所:『OWNERS.COM』より
【図表】不動産クラウドファンディングの仕組み 出所:『OWNERS.COM』より

まとめ

近年、不動産クラウドファンディングが注目されるようになったのは、「少額投資が可能」「インターネットで完結」という手軽さもありますが、2017年の不動産特定共同事業法の改正が大きいと考えられています。この改正により、不動産事業者が不動産クラウドファンディングへ参入するハードルが大きく下がったからです。また、投資家の保護が進んだため、安心して投資できるようになったのも追い風となっています。1万円からでも投資できますので、不動産投資の感覚をつかむために始めてみるのもいいでしょう。

 

以上、REIT、不動産小口化商品、不動産クラウドファンディングの特徴についてみてきました。どれも通常の不動産投資よりもはるかに少ない費用で始められます。まずは自分に合うと思われるものを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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    ※本連載は、J Sync株式会社が運営する『OWNERS.COM』(https://cf-owners.com/)のコラムを転載したものです。

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