(※写真はイメージです/PIXTA)

せっかく資格を取得しても仕事で使わなければ必死になって覚えた知識もどんどん忘れてしまいます。解決策となるのが、副業で、経験を積むことができ、知識を維持できるます。46歳で社労士試験に挑戦し、50代から実務を経験した佐藤敦規氏が著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

人に伝える力を伸ばすことができる

■1~2年目はそれほど稼げないがお金以上のメリットもある

 

とはいえ、始めて間もなくはそれほど稼げないかもしれません。

 

Webライターの仕事は単価が安く1文字1円程度のものもあります。3000字書いて3000円ですから、月3万円を稼ぐのも容易ではありません。

 

セミナーにしても教える仕事にしても最初は、準備に膨大な時間がかかります。集客も容易ではありません。セミナーを開催しても参加者が現れなければ、準備した分、赤字になってしまうことも想定されます。

 

それでもライティングやセミナー講師をするメリットはあります。それは仕事を通じて書く、話すといった伝える力を伸ばすことができるからです。

 

士業は、知識がある、仕事が正確というだけでは他の人と差別化を図ることができません。差別化を図れなければ、なかなか仕事を獲得できないでしょう。あるいは獲得できても価格競争に巻き込まれ、安い料金でしか仕事を貰えません。こうなると、いくら仕事をしても稼げないという悪循環に陥ってしまいます。

 

法律の概要ややるべきことを、依頼主に分かりやすく説明できるという、伝える力が必要となるのです。営業職に求められるトークとはまた別な話す力となります。こうした能力を身につけるのにライティングや講師の仕事は最適なのです。

 

もう一つ、ライティングの過程で国や行政が発行している通達やガイドブックなどの一次資料を当たる習慣をつけられるのもメリットです。将来、士業として独立する場合、こうした一次資料を読みこなせる能力が求められるからです。

 

佐藤 敦規
社会保険労務士

 

 

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本連載は佐藤敦規氏の著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

佐藤 敦規

日本能率協会マネジメントセンター

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